穴吹駅

穴吹駅（徳島県美馬市）

穴吹駅は、徳島県美馬市穴吹町穴吹字岩手にある、四国旅客鉄道（JR四国）徳島線の駅です。駅番号はB16。
美馬市の駅はこの穴吹駅のみであり、美馬市の代表駅と言えます。また、全ての特急列車が停車する駅でもあります。

歴史

穴吹駅周辺はかつて、山間部で生産された藍を吉野川の舟運で徳島方面へ輸送する拠点として栄えていました。鉄道の開通により、その輸送は鉄道へと移行しました。広い構内は、当時の貨物輸送の名残を今に伝えています。

かつて駅前の和菓子店が駅構内で販売していた「ぶどう饅頭」は評判を呼びましたが、自家用車の普及に伴い、鉄道利用客が減少したため、1980年頃に立ち売りはなくなりました。

年表

1914年（大正3年）3月25日：開業。
1950年（昭和25年）3月29日：昭和天皇の戦後巡幸に伴い、お召し列車が発着。
1983年（昭和58年）4月1日：自動券売機設置。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により四国旅客鉄道が承継。
2021年（令和3年）10月：みどりの窓口が営業を終了し、みどりの券売機プラスの稼働開始。
2025年（令和7年）3月15日：終日無人化（予定）。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅です。跨線橋はなく、駅舎とホームは構内踏切で結ばれています。木造駅舎中央には、民営化後の改装で取り付けられた三角屋根が特徴的です。直営駅であり、みどりの券売機プラスが設置されています。稼働時間は5:30-23:55、オペレーター対応時間は7:00-20:00です。

トイレは男女別の水洗式トイレが設置されています。

かつて駅舎にはキヨスクがありましたが、2016年4月に閉店しました。

のりば

阿波池田に向かって右側が1番線です。当駅で折り返す列車が多いため、使用ホームは一定していません。

付記事項

穴吹駅は徳島線のほぼ中心に位置する拠点駅であり、当駅から阿波池田駅方面へは列車の運行本数が大幅に減少します。

線路沿いにはツツジが植えられており、4月下旬から5月頃に見頃を迎えます。

駅周辺

穴吹駅は、美馬市穴吹町地区だけでなく、吉野川対岸の脇町地区への玄関口としての役割も担っています。

徳島地方法務局美馬支局
徳島県脇町合同庁舎
徳島県立穴吹高等学校
美馬市役所
最明寺
倭大国敷神社
マルナカ 脇町店

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■徳島線

特急「剣山」停車駅
観光列車「藍よしのがわトロッコ」停車駅
■普通
川田駅 (B15) - 穴吹駅 (B16) - 小島駅 (B17)

外部リンク

四国の鉄道駅 | 穴吹駅 - 四国旅客鉄道

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