東武バスウエスト新座営業事務所

東武バスウエスト新座営業事務所

東武バスウエスト新座営業事務所は、埼玉県新座市大和田に位置する東武バスウエストの営業所です。かつては川越営業事務所傘下の新座営業所でしたが、分離・昇格し、現在は単独で営業事務所となっています。特徴として、傘下の営業所を持たない点が挙げられます。

概要

東武東上線の成増駅からふじみ野駅にかけての沿線を主なエリアとし、駅と沿線の住宅地を結ぶ路線が中心です。路線のエリアは大きく分けて、成増・和光エリアと朝霞・志木エリアの2つに分かれています。以前は鶴瀬・ふじみ野・上福岡エリアの路線も担当していましたが、川越営業事務所へ移管。しかし、2015年に新設されたららぽーと富士見線を引き受けたことで、再びふじみ野・鶴瀬方面への乗り入れも行っています。

営業所付近は西武バスや国際興業バスなど他社の路線も多く、東武バスは和光市・志木市・富士見市・ふじみ野市を中心に路線を展開しています。和光市内と朝霞市内を結ぶ自社路線がないため、和光市内は飛び地のような状態になっています。

沿革

1963年（昭和38年）4月：川越営業所志木出張所として開設
1969年（昭和44年）2月：新座営業所として開設、志木出張所を閉所
2002年（平成14年）4月：東武バスウエスト新座営業所となる
2007年（平成19年）12月10日：バス現在位置情報検索サービス開始
2008年（平成20年）3月8日：PASMO（ICカード）システム導入開始
2010年（平成22年）9月：東武バスウエスト新座営業事務所となる
2021年（令和3年）3月13日：ダイヤ改正により、[和02][和04][和07]の3系統を廃止
2022年（令和4年）10月1日：増09（深夜バスのみ）、増10が系統廃止

現行一般路線

新座営業事務所が担当する路線は、特殊区間運賃制が適用されています。

成増・和光市エリア

成増駅 - 宮本 - 和光市駅北口方面：増07、増09
成増駅南口 - 埼玉病院 - 南大和方面：増32
和光市駅南口 - 司法研究所方面：和01
和光市駅 - 和光高校循環：和03
和光市駅南口 - 埼玉病院・裁判所方面：和06、和08、和09
和光市駅南口 - 自衛隊駐屯地方面：和13
和光市駅北口 - SGリアルティ和光方面：和14、和15

朝霞・志木・新座エリア

朝霞駅 - 宮台 - 北朝霞駅方面：朝02、志23
朝霞駅 - 溝沼坂下 - 朝霞台駅方面：朝04、朝05、志26
北朝霞駅 - 下宗岡循環：北朝01
志木駅東口 - 岡ノ坂上 - 下南畑 - 富士見高校方面：志21、志25
志木駅東口 - 登記所前 - 新座車庫方面：志24
志木駅南口 - 新座団地方面：志31（西武バスと共管）
鶴瀬駅 - ららぽーと富士見方面：鶴02
ふじみ野駅 - ららぽーと富士見方面：ふじ05

コミュニティバス

新座営業事務所は、以下のコミュニティバスの運行も受託しています。

和光市内循環バス
わくわく号（朝霞市内循環バス、国際興業バス・西武バスと共管）
ふれあい号（富士見市内循環バス）
にいバス（新座市内循環バス）
ふじみ野市内循環バス

高速路線

成田空港線：ふじみ野駅・新座車庫・志木駅南口・朝霞台駅南口 - 成田空港（東京空港交通・リムジン・パッセンジャーサービスと共管）
羽田空港線：ふじみ野駅西口・新座車庫・志木駅南口・朝霞台駅南口・（朝霞）第三中学校 - 羽田空港（京浜急行バスと共管）

深夜急行バス

ミッドナイトアロー川越：池袋駅西口 - 諏訪原住宅 - 西大和団地 - 和光市駅南口 - 志木駅南口 - 柳瀬川駅入口 - みずほ台駅東口 - 鶴瀬駅入口 - ふじみ野駅入口 - 上福岡駅西口 - 新河岸駅入口 - 川越駅東口 - 本川越駅。現在、新型コロナウイルスの影響で長期運休中。

廃止路線

過去には、以下のような路線が廃止されています。

増06、増08、増33、増34、和02、和04、和05、和07、朝01、志27、志28、鶴02、上福02、ふじ04、ミッドナイトアロー和光・志木、スカイツリーシャトル（和光・志木線、お台場線）、増09、増10、和12など

移管路線

* ふじ01、ふじ02、ふじ03、鶴01、上福03、上福04（現在は川越営業事務所へ移管）

車両

2024年現在、日野自動車が指定車種となっていますが、1992年まではいすゞ自動車が指定車種でした。例外として、一般路線中型車用に2台のいすゞ車が配置されています。2020年12月には、トヨタ自動車の燃料電池バス「SORA」が導入されました。

その他

一時期、川越観光バスの車両が配置されていたことや、志31系統の西武バス担当便が当営業所の敷地内に留置されていた時期がありました。

新座営業事務所は、地域住民の生活を支える重要な交通機関として、日々運行を続けています。

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