東洋額装

東洋額装株式会社の概要

東洋額装株式会社は、広島県福山市加茂町に本社を構える企業であり、主に掛軸や和額、屏風、衝立などの表具を製造・販売しています。また、これら作品の修繕や、展覧会で使用する額のレンタルサービスも提供しています。この企業は、伝統的な技術と現代のニーズを踏まえたサービスを展開し、区域での文化的価値を高める役割を担っています。

沿革

東洋額装の歴史は1973年12月に始まります。この年、創業者により「東洋額装」という個人経営の企業が設立されました。1979年5月には法人化し、東洋額装株式会社として新たなスタートを切ることになります。当時の資本金は900万円であり、今後の飛躍の第一歩となりました。

1982年には、東京支店を開設しさらなる市場拡大を図ります。同年7月には株式の増資を行い、資本金は2,700万円へと増加しました。1984年には本社を新築移転し、広々とした敷地に移ることに成功。ここでは、1,370坪の敷地に600坪の建物が立ち、業務の拡大を支える基盤が整いました。

その後も成長を続け、1985年には大阪支店を開設するなど、全国展開を意識した戦略を推進しました。1990年には再度の株式増資を行い、資本金は5,000万円に達しました。1991年には東京支店が新しく建設され、今の7階建ての建物として新しい拠点としての役割を果たしています。

2003年には大阪支店を新たな場所へと移管し、2005年に東京支店の増築を行うなど、各拠点を強化しています。このようにして、東洋額装は確固とした基盤を持ちながら業界内での競争力を高め、着実に成長を続けてきた企業です。

企業の特色

東洋額装株式会社は、伝統的な表具技術を重視しつつも、現代の生活スタイルに合わせた商品開発を行っています。例えば、現代アートや重要文化財の修復といったニーズにも応えながら、顧客満足の向上を図っています。また、高品質であることを常に意識し、厳選された素材を使った作品作りを行っています。

さらに、展覧会用の額のレンタルサービスは、多くのアーティストや団体に支持されています。このサービスにより、作品を展示する際の大きな負担を軽減することができ、より多くの方々に文化を楽しんでもらう環境を提供しています。

現在と未来

東洋額装株式会社は、今後も表具業界でのさらなる発展を目指し、地域文化の振興にも尽力していく考えです。地域の伝統や文化を理解し、それを次世代に継承するための取り組みを強化し、地域社会に貢献しながら業務を展開しています。

このように、東洋額装株式会社は長い歴史を持ち、地域貢献と高品質な製品提供を両立させる企業として、多くの人々に信頼され、支持されています。

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