東海バス熱海営業所

東海バス熱海営業所

東海バス熱海営業所は、静岡県熱海市に位置する東海バスの営業拠点です。熱海市および湯河原町を中心としたエリアで、多様な路線バスを運行しています。

歴史

その歴史は、1999年の伊豆東海バス設立に遡ります。東海自動車から熱海・伊東地区のバス事業を引き継ぎ、2002年には箱根登山鉄道からも熱海地区のバス事業が移管されました。2003年には熱海駅前から紅葉ガ丘町へ事業所を移転しています。

2019年には、参議院議員選挙の移動期日前投票所として路線バス車両が活用されるという、画期的な取り組みが行われました。これは、高齢者や移動が困難な有権者のために、投票機会を提供する試みとして注目を集めました。

2020年には、東海バスグループの再編により、伊豆東海バスを含む複数の会社が合併し、新たに「株式会社東海バス」が発足。熱海営業所は、その一拠点として再スタートを切りました。同年には、観光客に人気の「湯〜遊〜バス」に新型車両「湯〜遊〜バス 彩」が導入され、熱海の観光輸送を盛り上げています。

2021年には、管内路線で交通系ICカード「PASMO」が導入され、利便性が向上しました。同年7月には、熱海市伊豆山土石流災害が発生し、現場付近を走行していたバスが被災しましたが、修理を経て営業運転に復帰しました。

所在地

熱海営業所: 静岡県熱海市紅葉ガ丘町18-41
熱海駅前案内所: 静岡県熱海市田原本町9-1

路線

熱海営業所が担当する主な路線は以下の通りです。

紅葉ヶ丘・ひばりヶ丘線
七尾線
伊豆山・湯河原線
網代・弘法滝線
後楽園線
MOA線
湯〜遊〜バス
熱海自然郷シャトルバス

熱海自然郷シャトルバス

熱海駅と別荘地「熱海自然郷」を結ぶシャトルバスも運行しています。

熱海駅 → 熱海台4次入口 → 玄岳台 → ビラ自然郷前 → アサヒ丘入口 → とよさか前 → 熱海台4次入口 → 熱海駅

車両

熱海営業所には、様々な経歴を持つ車両が在籍しています。元東海自動車の車両、箱根登山鉄道からの移籍車両、そして神奈川中央交通や都営バスからの中古車両、伊豆東海バス時代に導入された新車などが混在し、バラエティ豊かな陣容となっています。近年では、エルガミオの導入が進んでいます。

「湯〜遊〜バス」は専用車両が3台あり、そのうち1台は2020年に導入された「湯〜遊〜バス 彩」です。この車両は、熱海をイメージした特別な内外装デザインが施されています。車種は日野自動車の「レインボー2KG-KR290J4」です。

脚注

[東海バス]]グループの公式サイト: [東海バスグループ

関連項目

箱根登山バス
箱根登山バス湯河原営業所

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