東海大学湘南校舎体育会ラグビーフットボール部

東海大学湘南校舎体育会ラグビーフットボール部「SEAGALES」

東海大学湘南校舎体育会ラグビーフットボール部は、「SEAGALES（シーゲイルズ）」の愛称で知られる大学ラグビーチームです。関東大学ラグビーリーグ戦の1部リーグに所属し、神奈川県平塚市にある東海大学湘南キャンパスを活動拠点としています。

創部と歴史

チームは1963年に産声を上げました。その後、1973年に関東大学ラグビーリーグ戦グループへの加盟を果たし、1976年には入れ替え戦を制して念願の1部リーグへ昇格。一時期、1997年に2部への降格を経験しましたが、1999年には再び入れ替え戦を勝ち抜き、わずか2年で1部復帰を果たしました。

2002年には、チームとして初めて全国大学ラグビーフットボール選手権大会への出場を果たし、全国の舞台にその名を刻みました。そして、2007年には関東大学ラグビーリーグ戦1部で悲願の初優勝を達成。この優勝を皮切りに、2010年まで4年連続でリーグの頂点に君臨しました。

さらに、全国大学選手権では、2009年度、2015年度、2016年度と3度にわたり決勝に進出。いずれも当時の強豪である帝京大学に惜しくも敗れ、準優勝という結果に終わりましたが、全国トップレベルでの実力を証明しました。近年では、2018年度から2023年度にかけて、リーグ戦新記録となる6連覇を成し遂げ、リーグ戦における優勝回数を13回としました。これは法政大学と並ぶ歴代最多タイ記録であり、SEAGALESがリーグ戦における絶対的な強豪としての地位を確立していることを示しています。

愛称とマスコットキャラクター

チームの愛称である「SEAGALES」は、東海大学の校章にも描かれている「カモメ（Seagull）」が、広大な「海（Sea）」を「疾風（Gale）」のように力強く飛び回る様子からイメージされた造語です。この愛称には、チームが海を渡るカモメのように、力強く、そして速やかにフィールドを駆け巡る姿が重ねられています。

また、チームのマスコットキャラクターは「シゲル」です。「SEAGALES」という愛称に由来しており、ラグビーボールをしっかりと掴んで空高く舞い上がるカモメの姿をデザインしたキャラクターです。チームの象徴として、選手たちと共に勝利を目指します。

主な獲得タイトル

SEAGALESがこれまでに獲得した主要タイトルは以下の通りです。

関東大学ラグビーリーグ戦: 優勝13回 (2007, 2008, 2009, 2010, 2012, 2015, 2016, 2018, 2019, 2020, 2021, 2022, 2023年度)
全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会: 優勝1回 (1972年度)
YC&AC JAPAN SEVENS: 優勝2回 (2016, 2018年度)
東日本大学セブンズ: 優勝5回 (2008, 2010, 2011, 2015, 2016年度)

リーグ戦における圧倒的な実績に加え、セブンズなど他の大会でも多数の優勝経験を持っています。

選手たち

現在のチームは、主将の薄田周希選手をはじめ、経験豊富な上級生と将来有望な下級生が一体となって活動しています。日々の厳しい練習を通じて、リーグ戦連覇、そして念願の全国大学選手権優勝を目指しています。

また、SEAGALESは日本ラグビー界に多くの優れた人材を輩出してきました。リーチマイケル選手、木津武士選手、三上正貴選手、豊田真人選手など、日本代表として活躍した選手が多数OBに名を連ねています。さらに、OBの中には国内トップリーグ（現リーグワン）でプロ選手として活躍を続ける者、高校や大学の指導者として後進の育成に尽力する者も多く、東海大学ラグビー部で培われた精神とスキルが、様々な形で日本ラグビー界に貢献しています。

まとめ

東海大学ラグビー部「SEAGALES」は、長い歴史の中で確固たる地位を築き上げ、関東大学ラグビーリーグ戦における最多タイ優勝という輝かしい実績を誇ります。湘南の地から、常に勝利を目指し、激しいラグビーを展開するその姿は、多くのファンを魅了しています。今後も、全国の舞台でのさらなる活躍が期待されるチームです。

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