東海大学陸上競技部

東海大学陸上競技部について

東海大学陸上競技部は、1960年に同好会としてスタートし、現在は関東学生陸上競技連盟に加盟する正式な体育会チームです。この陸上競技部は神奈川県平塚市に位置する湘南キャンパスを拠点に、選手たちは短距離や中長距離、競歩、投擲、跳躍といった多岐にわたる競技に取り組んでいます。

組織の成り立ちと成果

2010年には創立50周年を祝った東海大学陸上競技部ですが、その間に数多くの成果を上げています。特に注目すべきは、日本学生選手権での男子優勝の歴史であり、2002年、2004年、2007年の大会で栄冠を手にしました。また、日本選手権でも男子4×400mリレーを4度制覇するなど、数々の名選手たちが優れた成績を残しています。中でも1982年には高野進が男子400mで日本新記録を樹立しました。近年では、末續慎吾が2003年に世界選手権で男子200mの銅メダルを獲得し、また2008年の北京オリンピックでは、末續と塚原直貴が男子4×100mリレーで銅メダリストに輝くなど、国際大会でも日本の代表として活躍しています。

現在、指導者としては短距離が高野進、長距離に両角速、跳躍に醍醐直幸、投擲には與名本稔が就いており、選手たちの育成にあたっています。さらに、札幌、清水、熊本の各キャンパスにも陸上競技部が存在し、広いネットワークで競技の発展を図っています。

主な出身者

短距離に関しては、高野進や末續慎吾をはじめとした多くの有名選手が名を連ねています。特に伊東浩司や塚原直貴といった選手は、陸上界での名声が高く、日本の競技の枠を超えて活動しています。また、長距離部門でも、大崎栄や佐藤悠基などの選手が優れたパフォーマンスを見せ、駅伝をはじめとしたさまざまなレースで名を馳せています。

駅伝大会での活躍

特に駅伝においては、中長距離競歩ブロックに所属する選手たちが活躍しており、1973年に初めて箱根駅伝に出場した以来、2012年までの40回連続出場を達成しています。2019年には初の総合優勝を果たし、2005年には往路優勝も経験しました。更に、出雲駅伝では2005年から2007年にかけて三連覇を達成し、2017年にも優勝しました。全日本大学駅伝でも過去に優勝を果たしており、陸上競技部の強さが伺えます。

タスキのカラーリングは白と紺のツートーンで、ユニフォームは深青色（東海ブルー）の上下で統一されています。パンツはシルバーで、東海大学の「T」のロゴマーク（Tウェーブ）が施されており、チームの一体感を表しています。

このように、東海大学陸上競技部は豊かな歴史と実績を誇り、今後もさらなる飛躍が期待されるチームです。選手たちの熱意と努力が結集し、未来のアスリートたちが育っていく姿が楽しみです。

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