東海運

東海運株式会社について

東海運株式会社（Azuma Shipping Co., Ltd.）は、東京都中央区に本社を構える総合物流会社です。1917年の設立以来、海運事業を軸に、陸上輸送、倉庫業、国際物流など幅広い分野で事業を展開しています。

事業概要

東海運は、内航・外航海運、国内輸送、国際輸送、輸出入関連業務、ロジスティクス・ソリューション、トランクルームサービス、文書保管、不動産など、多岐にわたる事業を展開しています。特に、太平洋セメント系の企業として、アジア地域におけるターミナル業務に強みを持っています。

近年では、ロシア向けの国際輸送や、静脈物流（リサイクル関連の物流）にも力を入れており、時代のニーズに合わせた事業展開を行っています。

沿革

東海運の歴史は、1917年12月に山下汽船株式会社の東京湾における専属回漕業としてスタートしました。その後、1951年の港湾運送事業法の施行により、京浜港、横須賀港、門司港など6港で事業登録を行い、本格的な港湾運送事業へと発展しました。

1952年には汽船龍洋丸を購入し、小野田セメント株式会社（現・太平洋セメント株式会社）の海上輸送業務を開始。1955年には、東京港の沿岸作業部門を原田荷役株式会社へ全面委託するなど、事業規模を拡大していきました。

1960年代から1970年代にかけては、倉庫業認可、内航運送業許可、通関業許可などを取得し、事業領域を拡大。1980年代以降は、セメント海上輸送の競争力強化のための会社設立や、阪神地区での事業基盤強化など、M&Aも積極的に行いました。

1990年代には、国際複合一貫輸送事業の拠点としてタイに現地法人を設立。2000年代に入ると、フェリー事業部や各事業部を設置し、組織体制を強化しました。中国やパナマにも現地法人を設立し、グローバル展開を進めています。

2010年には、太平洋セメントの子会社から、鈴与グループの鈴与建設へ一部株式が譲渡され、現在は独立した企業として運営されています。また、国内物流事業の強化や、モンゴルでの事業展開など、常に新しいビジネスチャンスを追求しています。

主な事業拠点

東海運は、日本国内の主要港湾に事業拠点を構えるだけでなく、海外にも拠点を展開しています。

国内:
東京本社
各主要港湾
海外:
タイ
中国
パナマ
モンゴル
香港

関係会社

東海運は、多数の連結子会社と持分法適用関連会社を有しています。これらの関連会社を通じて、幅広い事業をカバーしています。

連結子会社:
東カイウン商事株式会社
アヅマ・ロジテック株式会社
豊前久保田海運株式会社
その他
持分法適用関連会社:
イースタンマリンシステム株式会社
横浜液化ガスターミナル株式会社
トランスロシアエージェンシージャパン株式会社
* その他

まとめ

東海運株式会社は、長年の歴史と実績を持つ総合物流会社です。海運事業を核として、多様な事業を展開し、国内外の物流を支えています。太平洋セメントグループの一員として培ってきたノウハウを活かしつつ、時代の変化に対応した新たな事業にも積極的に取り組んでいます。

詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。

東海運株式会社 - 公式ウェブサイト

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