東生会

東生会について

東生会（とうせいかい）は、大阪府大阪市淀川区に本部を構える暴力団で、構成員数は約100名（2012年時点）を誇ります。当初、指定暴力団である山口組の二次団体として活動していましたが、2015年の山口組の分裂を受けて、現在は神戸山口組の二次団体へと変遷しています。

組織の歴史

初代から三代目への系譜

東生会は、初代指導者の東義生から始まり、山口組の系列に連なる組織としての歴史を持っています。1984年ごろには初代宅見組に加入し、2005年には須之内祥吾が二代目として指導力を発揮しました。その後、天野組が山口組から除籍されると、その影響を受けて2008年には直系組織（二次団体）として格上げされました。

歴代指導者

初代：東義生

初代の東義生は、宅見組で本部長や舎弟頭といった重要な役割を担っており、1997年に発生した「宅見事件」以降は「初代宅見組系」として活動しました。1998年に結成された天野組では組長代行としても名を馳せ、2005年には会長の座を須之内祥吾に譲ることとなりました。

二代目：須之内祥吾

須之内祥吾は1952年に生まれ、1980年頃に初代東生会に若中として加わることで暴力団の道に入ります。彼は須之内組を結成し、短期間で頭角を現しました。初代東生会の若頭としての地位を確立した後、天野組での若頭補佐を経て、2005年に二代目会長に就任しました。二代目としての彼の重要な役割は、山口組の直参として神戸総本部の警備や管理を担当することです。しかし、2012年には、2009年に火事で全焼したショッピングセンターの跡地を無免許で購入し転売したことで、弟と共に宅地建物取引業法違反で逮捕されています。

まとめ

東生会は、組織の指導者が代替わりしながらも、依然として地域にとどまる暴力団であり、他の組織との関係や影響を受けながらその活動を続けています。組織の成り立ちや歴史は、暴力団に関する理解を深めるための興味深いケーススタディとも言えるでしょう。

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