東町 (鹿児島県)

東町（あずまちょう）は、かつて鹿児島県の北西部に位置していた町です。2006年3月20日に隣接する長島町と合併し、現在は長島町の一部となっています。町の広報誌などでは、「あづま」と表記されることもありました。

地理

東町は、鹿児島県の最北端に位置し、長島（長島本島）の東側を占めていました。18の島々から構成され、その中には諸浦島、伊唐島、獅子島などが含まれます。これらの島々は、それぞれ独自の自然景観と文化を持っていました。

歴史

東町の歴史は、1889年（明治22年）4月1日に町村制が施行された際に、東長島村として始まったとされています。その後、1956年（昭和31年）7月10日に町制を施行し、東町となりました。しかし、1957年（昭和32年）4月23日には、西日本新聞のチャーター機が瀬戸海岸で電話線に接触し墜落するという痛ましい事故が発生し、乗員2名が亡くなりました。この事故は、町に深い悲しみをもたらしました。

行政

合併前の最後の町長は、2005年から川添健（かわぞえ たけし）氏が務めていました。彼は町の発展と住民の福祉向上に尽力しました。

地域

東町には、地域に根ざした教育機関がありました。

教育

中学校は、鷹巣中学校、川床中学校、獅子島中学校の3校がありました。

小学校は、東町立鷹巣小学校、東町立川床小学校、東町立田尻小学校、東町立伊唐小学校、東町立本浦小学校、東町立獅子島小学校、東町立幣串小学校の7校がありました。これらの学校は、地域の子供たちの成長を見守っていました。

交通

東町には空港や鉄道の駅はありませんでした。最寄りの空港は鹿児島空港であり、鉄道駅は阿久根駅でした。町内では、一般路線バスとして南国交通のバスが運行しており、住民の移動手段となっていました。

道路に関しては、一般国道として国道389号、主要地方道として鹿児島県道47号葛輪瀬戸線がありました。また、船舶として天長フェリーが、諸浦港と片側港（獅子島）と中田港（熊本県天草郡新和町）を結んでいました。

脚注

関連項目

鹿児島県の廃止市町村一覧

外部リンク

長島地区合併協議会

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