東白壁町

東白壁町（ひがししらかべちょう）

概要

東白壁町は、かつて愛知県名古屋市東区に存在した町名です。その名前は、隣接する白壁町の東側に位置することから名付けられました。この地は、明治時代から昭和時代にかけて、名古屋の都市化とともに変遷を遂げました。

歴史

町名の由来

東白壁町の名前は、地理的な位置関係に由来します。白壁町の東側に位置していたため、この名が付けられました。

沿革

1871年（明治4年）：中ノ町が山口中ノ町と改称されました。
1878年（明治11年）12月28日：名古屋区山口中ノ町が改称され、名古屋区東白壁町となりました。これが東白壁町としての始まりです。
1889年（明治22年）10月1日：名古屋市の成立に伴い、名古屋市東白壁町となりました。
1900年（明治33年）：この年に明倫中学校が開校しました。東白壁町は教育の場としても重要な役割を担うことになります。
1908年（明治41年）4月1日：東区が成立し、名古屋市東区東白壁町となりました。これにより、行政区画が変更されました。
1919年（大正8年）：明倫中学校が県に移管されました。教育機関の運営体制が変化しました。
1948年（昭和23年）：明倫中学校が県立明和高等学校と改組され、西二葉町に移転しました。これにより、東白壁町から学校がなくなりました。
1952年（昭和27年）：明倫中学校の跡地に県立愛知商業学校が移転しました。再び教育機関がこの地に戻ってきました。
1981年（昭和56年）9月13日：東白壁町は東区徳川一丁目と筒井一丁目にそれぞれ編入され、町名としての歴史を終えました。これにより、東白壁町という名前は地図上から消えました。

現在

東白壁町は、その名前こそ消滅しましたが、その歴史は名古屋の都市形成の重要な一部として記憶されています。かつて学校があった場所は、現在では別の施設に変わっているかもしれませんが、その場所には人々の記憶や歴史が刻まれています。

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。

関連項目

名古屋市の地名

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