東輝

東 輝（ひがし あきら）のプロフィール

東 輝は1972年1月7日に生まれ、元スキージャンプ選手及びその後の監督として日本空調サービスに所属しています。北海道後志支庁仁木町出身で、駒澤大学附属岩見沢高等学校を卒業しました。

来歴

1989年、高校生の時に世界選手権の代表に選出され、その名が知られるようになりました。初めは笠谷幸生と同じニッカウヰスキーに所属していましたが、1999年にスキー部が廃部となったため、日本空調サービスに移籍しました。

東選手は20年以上もの間、日本のトップスキージャンパーとして活躍しましたが、オリンピックには出場できずに引退した選手として知られています。彼は世界選手権に4回出場し、1997年のワールドカップ最終戦で優勝した経験もあります。しかし、五輪シーズンに入ると調子を崩し、アルベールビルからバンクーバーまで6回のオリンピック出場のチャンスを逃しています。全日本スキー連盟のジャンプ部長である斉藤智治は、地域大会等での成績とオリンピックに出場できなかった理由について言及しており、「ダントツで勝つ選手が出なかった」との見解を示しています。

大倉山では非常に強く、1992-1993シーズンのW杯札幌大会では5連勝を達成し、「大倉山男」と呼ばれるようになりました。2007年には、世界選手権選考会を兼ねたSTV杯とNHK杯を制し、代表に選ばれることが期待されていましたが、「若手にチャンスを与える」という理由で選考から外され、これに対して多くのファンから非難の声も上がっています。

2008年にはサマーシーズン前に足首を手術し、その後、技術改革に取り組みました。2009年2月には全日本スキー選手権で137mを記録し、圧勝する等、素晴らしい結果を残しました。多くの期待を背負いながら、2012年3月17日に現役を引退しました。

東三兄弟

東輝の兄には、双子の兄弟である東和広（ひがし かずひろ）と東昭広（ひがし あきひろ）がいます。彼は三兄弟の中では末っ子であり、和広と昭広はそれぞれ1968年7月2日生まれです。三兄弟は「東三兄弟」として知られ、日本のスキージャンプ界で非常に高い実力を示しましたが、全員オリンピックには出場できないまま競技人生を終えました。特に和広はアルベールビルオリンピックの代表に選ばれながらも、試合直前に不調となり、昭広もカルガリーオリンピック代表に入っていながら腿の負傷で出場を果たせませんでした。

主な競技成績

• - 世界選手権

1989年ラハティ大会 - 個人ノーマルヒル 20位、個人ラージヒル 55位
2003年ヴァル・ディ・フィエンメ大会 - 個人ラージヒル 38位、団体ラージヒル 銀メダル
2005年オーベルストドルフ大会 - 個人ノーマルヒル 18位、団体ノーマル 9位、団体ラージヒル 10位

• - フライング世界選手権

1998年オーベルストドルフ大会 - 個人 15位
2002年ハラホフ大会 - 個人 41位
2004年プラニツァ大会 - 個人 41位、団体 5位

• - ワールドカップ

通算2勝、3位1回

外部リンク

• - 国際スキー連盟のプロフィール(英語)
• - 日本空調サービス株式会社 スキー部

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