東野尻駅

東野尻駅について

東野尻駅（ひがしのじりえき）は、富山県砺波市の苗加にある西日本旅客鉄道（JR西日本）が運営する城端線の駅です。この駅は1951年に設立され、地域の交通ニーズに応じて開業しました。

歴史的背景

東野尻駅は、1951年8月10日に日本国有鉄道（国鉄）の城端線の一部として開業しました。この設立は、地域住民からの強い要望を受けたもので、主に旅客の移動の利便性を向上させることが目的でした。最初は出町駅（現在の砺波駅）と高儀駅の間に位置し、正式には旧東礪波郡の東野尻村、現在の砺波市東野尻地区に属しています。

1987年4月1日に国鉄が分割され、JR西日本が運営を引き継ぎました。この変革を経て、駅はより多くの利用者にアクセスしやすい存在となりました。2019年3月12日には待合室が老朽化のため新しいものに建て替えられ、その結果、駅の利便性がさらに向上しました。

駅の構造と設備

東野尻駅は、地上に設けられた無人駅です。この駅には単式ホームが1面1線あり、城端方面に向けた直線状の構造です。駅は北陸広域鉄道部によって管理されており、ホームには第5東野尻踏切や待合室の付近から入ることができます。駅舎は存在せず、ホーム上に待合室とトイレが設けられています。

また、駅内には花壇があり、芝桜やチューリップ、クロッカスなどの美しい花々が植えられています。特に2016年4月には、これらの植栽が評価され、西日本旅客鉄道金沢支社から、地元の東野尻自治振興会に感謝状が授与されるという嬉しい出来事もありました。

利用状況

「富山県統計年鑑」によると、東野尻駅の近年の1日平均乗車人員は登録されており、地域の交通の一翼を担っています。特に、近隣の学校や福祉センターへのアクセスに利用されることが多い駅となっています。

駅周辺情報

駅の周囲には、国道359号が通っており、近くには北陸自動車道の砺波インターチェンジも存在します。そのため、車でのアクセスもしやすい位置にあります。また、砺波市の老人福祉センターや富山県立砺波工業高等学校も近隣にあり、多くの人々が行き交う場所となっています。

隣接駅

東野尻駅の隣には、城端線の砺波駅と高儀駅があります。これらの駅との連携により、より広範囲へのアクセスが可能です。

このように、東野尻駅は地域に密着した重要な交通拠点として、今後も地元の生活に貢献し続けることが期待されています。

もう一度検索