東野峻

東野 峻（とうの しゅん）に関する概要

基本情報

東野峻（1986年7月11日生まれ）は、茨城県鉾田市出身の元プロ野球選手で、主に投手として知られています。引退後は指導者としても活動しており、これまでに読売ジャイアンツ、オリックス・バファローズ、横浜DeNAベイスターズでそのキャリアを築いてきました。

プロ入り前

東野は鉾田市で育ち、子供の頃から野球に親しんできました。小学校では外野手としてスタートし、中学では投手へと転向。高校時代は鉾田一高のエースピッチャーとして活躍し、高校通算で36本塁打を記録するなど打撃でも注目されていました。2004年のドラフトで、読売ジャイアンツから7位指名を受けてプロの世界に飛び込みました。

巨人時代（2005年 - 2009年）

入団初期は怪我に悩まされながらも、2007年には二軍での活躍から一軍に昇格。初登板は9月の東京ヤクルト戦で、そこから徐々に実績を重ねていきました。2008年にはプロ初勝利を挙げ、さらにその年の日本シリーズにも出場。2009年シーズンには先発ローテーションに加わり、初の完封勝利を達成するなど好成績を残しましたが、制球に苦しみ、最終的には8勝8敗に終わりました。

オリックス時代（2012年 - 2014年）

巨人を経てオリックスに移籍した東野は、2013年に自身初の勝利を挙げましたが、その後の登板は思うようにいかず、2014年には一軍での登板がなく、シーズン終了後に戦力外通告を受けました。ことここに至り引退も考えましたが、再挑戦の道を選びました。

DeNA時代（2014年 - 2015年）

DeNAに入団後は、オープン戦での好成績を残しながらも、一軍では持病の影響や出場機会の制限により、3試合の登板に留まりました。2015年のシーズン終了後、再度戦力外通告を受け、現役引退を決意しました。

引退後の活動

引退後は、打撃[[投手]]や用具係など様々な役割を経験。その後スコアラーとして活動し、育成アナリストや臨時投手コーチを経て、2024年からは二軍投手アシスタントコーチとして指導の道を歩むことが発表されました。

プレースタイル

投手としてのスタイルは、平均球速140km/h、最速150km/hのストレートを基に、ドロップカーブやスライダーなど多彩な変化球を駆使しました。特にドロップカーブは2007年のハワイ・ウインターリーグで高く評価されました。

パーソナリティ

東野は巨人時代の先輩である内海哲也に深い尊敬の念を抱き、彼の助言がキャリアの転機となったことを公言しています。また、禁煙の誓いを立てつつも喫煙を続けた過去があり、自己主張の強さが特徴的です。繊細な一面も持ち合わせ、結果が出ないストレスで体調を崩した経験もあります。

主な記録と受賞歴

• - 初登板：2007年9月13日
• - 初勝利：2008年9月17日
• - 初完封勝利：2009年7月14日
• - 月間MVP：2010年4月
• - JA全農Go・Go賞（最多奪三振賞）：2010年5月

まとめ

東野峻は、そのキャリアを通じて野球界での数々の挑戦と成長を経験してきました。現在は指導者としての新たな道を歩み、次世代の選手たちを育成する役割を担っています。

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