東雲村 (京都府)

東雲村（しののめむら）は、かつて京都府加佐郡に存在した村です。現在の舞鶴市の北西部、由良川の右岸一帯、京都丹後鉄道宮豊線の東雲駅周辺に位置していました。

村名は、由良川がかつて大雲川と呼ばれていたことに由来し、その東岸に位置する村であることから名付けられました。

村の主要な地形は、由良川（大雲川）によって形成されています。由良川は村の経済や交通において重要な役割を果たしていました。

1889年（明治22年）4月1日 - 町村制の施行により、三日市村、上東村、下東村、中山村、水間村の区域が合併し、東雲村が発足しました。
1928年（昭和3年）10月1日 - 丸八江村と合併し、八雲村が発足。これに伴い、東雲村は廃止されました。

鉄道路線
鉄道省宮津線（現・京都丹後鉄道宮豊線）が村内を通過していました。
東雲駅が設置され、地域の交通の要衝となっていました。
道路
丹後街道（現在の国道175号）が村内を通過していました。

東雲村は八雲村を経て舞鶴市に編入され、その名残は地名や駅名として今も残っています。かつての村域は、のどかな田園風景が広がり、由良川の流れがゆったりとした時間を感じさせてくれます。