松原奈佑

松原 奈佑（まつばら なゆ）

松原奈佑は、日本の女優、モデル、そして医療専門職である看護師、さらには元ラジオパーソナリティという、多岐にわたる顔を持つ表現者である。神奈川県の横浜市に生まれ、身長173cmという恵まれた体格を活かして活動を展開している。

幼い頃から芝居の世界に強い関心を抱き、国内の演劇学校で基礎を学んだ後、更なる研鑽を積むためハリウッドへ留学。演技の技術と表現力を磨いた。彼女のキャリアは、一般的な俳優とは一線を画す独特なものであり、国家資格である看護師免許、さらには歯科技工士免許も取得している。特に看護分野では、手術看護を得意分野としている。

女優としての活動は、映画を中心に多岐にわたる。2016年の奈良橋陽子監督作品『手をつないで帰ろうよ〜シャングリラの向こうで〜』に出演。続いて2018年には、クァク・ジェヨン監督による日韓合作映画『風の色』に参加し、看護師役を演じた。2019年公開の『Life on the Longboard 2nd Wave』では、西澤奈緒役として出演しただけでなく、作品の企画段階から脚本、資金調達に至るまで深く関与。この作品でプロデューサーとしての手腕も発揮し、制作側の視点も持つ稀有な女優であることを示した。撮影地の種子島医療センターでは、役柄への理解を深めるために実際に看護師として勤務。この経験が評価され、看護PR大使に任命されたというエピソードを持つ。近年では、2024年1月にテレビ朝日系列で放送された『王様戦隊キングオージャー』にもエキストラとして出演（ノンクレジット）している。

演技活動と並行して、メディアでの活躍も目立つ。かつてはラジオパーソナリティとして、FM鹿児島の番組「Life on the long board」内のコーナー「松原奈佑の奈佑トーク」、そしてFMヨコハマの「ヨコハマラグーン」でレギュラーを務めた。ラジオでの軽快で親しみやすいトークスタイルは聴取者の支持を集め、この経験がナレーターとしても活動するきっかけとなった。

また、現在も看護師として医療現場で勤務しており、地域医療への貢献を続けている。自身の持つ看護観が、役柄や人間性を理解する上で大いに役立っていると語るように、二つのキャリアは互いに良い影響を与え合っている。自己の経験や人生哲学を伝える講演活動も積極的に行っており、「自分らしく生きる」をテーマに、看護学生や医療従事者、一般企業など、全国各地で3000人以上の聴講者に向けてメッセージを発信してきた実績を持つ。

プライベートでは、サーフィン、ウクレレ、三味線といった多彩な趣味を持っている。

主な出演作品

映画

『189』（2021年、監督：加門幾生） - 松島泰子 役
『YUNA』（2021年、監督：Hector Abaunza）
『Life on the Longboard 2nd Wave』（2019年、監督：喜多一郎） - 西澤奈緒 役
『ゆずりは』スピンオフドラマ『同窓会』（2018年、監督：加門幾生）
『風の色』（2018年、監督：クァク・ジェヨン） - 看護師 役
『東京暴走』（2017年、監督：野馬）
『手をつないで帰ろうよ』（2016年、監督：奈良橋陽子）

テレビドラマ

テレビ朝日『王様戦隊キングオージャー』（2024年1月7日） - コーサス王の妻 役 ※エキストラ出演 (ノンクレジット)
『O-the house of O』（2016年、監督：関根光才）
『医師たちの恋愛事情』（2015年）

ラジオ

FMヨコハマ『ヨコハマラグーン』（～2020年4月） - パーソナリティ
FM鹿児島ライフオンザロングボード『松原奈佑の奈佑トーク』（～2019年） - パーソナリティ

CM

株式会社HP
HyperX
資生堂 ワタシプラス
大塚商会
HOYU シエロ
マンダム・ギャツビー（中国）
コーワパワードコーヒー
JAL「On trip JAL」種子島・屋久島再発見Trip

外部リンク

公式サイト
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