松宮圭太

松宮圭太（まつみや けいた）

1980年11月10日生まれの日本の現代音楽作曲家。
京都府京都市出身。

経歴

愛知県立芸術大学作曲専攻（音楽学）を卒業後、東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻を修了。大学院在学中に古川聖、夏田昌和に作曲を師事。
アリオン音楽財団勤務を経て渡仏し、パリ国立高等音楽院作曲科に審査員満場一致で入学、首席で卒業。その後、同大学院作曲科も修了。

作曲をフレデリック・デュリユー、ジェラール・ペソンに、電子音楽をルイス・ナオンに、楽曲分析をクロード・ルドゥ、ミカエル・レヴィナスに、管弦楽法をマーク＝アンドレ・ダルバヴィに師事。
2012年にはIRCAM（フランス国立音響音楽研究所）作曲研究課程を修了。
ロームミュージックファンデーション研修生（2008年-2011年）、メイヤー財団研修生（2011年、2012年）も務めた。

ロレーヌ国立管弦楽団、アンサンブルTIMF、アンサンブル・ルガール、ターナ弦楽四重奏団など、国内外の著名な演奏団体と共同で作品制作を行っている。
ジャン・ドロワイエ、ジャン=フィリップ・ヴュルツ、スーユル・チョイ、ジュリアン・ベネトら著名な指揮者によって、自身の作品が初演されている。

クラングシュプーレン音楽祭（オーストリア）で作品が紹介され、委嘱を受けるなど、国際的な音楽祭で多数の作品が取り上げられている。
統営国際音楽祭（韓国）、武生国際音楽祭、アルスムジカ（ベルギー）、トーキョーワンダーサイトなどでも作品が演奏され、ラジオ・フランスの音楽番組フランス・ミュジークでも作品が放送されている。
作品は仏Edition Tempéramentより出版されている。

大駱駝艦壺中天公演『阿修羅』（2015年）では舞台音楽を担当。

受賞歴

2010年：武生作曲賞受賞（審査員：細川俊夫、マーク・アンドレ、望月京、伊藤弘之）
2011年：サントル・アカント夏期現代音楽講習会入選（審査員：陳銀淑、フィリップ・ユレル、オスカー・ストラスノイ）
2015年：デステロス作曲コンクール佳作（審査員：パナヨティス・ココラス、ペート・ストレリー、イングリッド・ドレーズ、ヤンス・ヘドマン、マリオ・マリー）

作品

舞台音楽

《ASURA》大駱駝艦 壺中天公演（2015年）

器楽合奏曲

《鵺》管弦楽のための（2008年-2010年）
《パラ・ドクサ》弦楽十重奏のための（2009年）
《時の破片》十三人の器楽奏者のための（2011年）
《ソリトン》室内オーケストラと電子音響のための（2013年） - デステロス作曲コンクール佳作入選作

室内楽曲

《ドクサ・ドグマ》弦楽三重奏のための（2009年）
《捻れた果実》クラリネットとピアノのための（2010年）
《放射状に割れた硝子》フルートとハープのための（2010年） - 武生作曲賞受賞作
《いろは歌》ソプラノと十三弦箏のための（2011年） - 仏Air Mail Musicレーベルより出版
《デヴィアシオン》ファゴットとギターの（2014年）
《デヴィアシオン》バリトンサックスとギターの（2015年）
《風露・風配》フルート、クラリネット、打楽器、ピアノと弦楽三重奏の（2015年）

ミクスト (器楽+電子音響)

《スプロケット》フルートとハープと電子音響のための（2010年）
《ダングルベール讃》チェンバロと電子音響のための（2011年）
《奇想曲》ヴィオラと電子音響のための（2012年-2013年）
《フォトン・エミッション》サックスと電子音響のための（2013年）

独奏曲

《ディアロゴス》バリトンサックスのための（2010年）
《沈黙・刹那・回帰》ピアノのための（2013年）

電子音響音楽

《撓曲》 電子音響音楽（2009年）
《気紛れな波動》電子音響音楽（2011年）
《Csoundのためのエチュード》 電子音響音楽（2011年）
《Les flots s’élèvent》 電子音響音楽（2014年）

外部リンク

公式ウェブサイト
松宮圭太 (@keitamatsumiya) - X（旧Twitter）
松宮圭太 - YouTubeチャンネル

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