松尾紀明

松尾紀明：ラジオ界を支えた名ディレクターの軌跡

松尾紀明（まつお のりあき）は、1971年7月27日生まれ、神奈川県出身。東京大学教育学部を卒業後、ニッポン放送に入社し、数々の人気ラジオ番組の制作に携わった名ディレクターです。現在は日本映画放送の編成制作部に所属し、新たな舞台で活躍を続けています。

学生時代からラジオへの情熱

東京大学在学中からラジオに親しんでおり、特にニッポン放送の番組を愛聴していました。学芸員の資格も持っています。1995年にニッポン放送に入社したのは、「卒業時に聴いていたラジオはニッポン放送のみ」だったことが理由とのこと。

数々の人気番組を担当

ニッポン放送入社後は、制作部でディレクターとして活躍。『ゆずのオールナイトニッポン』、『aikoの@llnightnippon.com』、『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』など、数々の人気番組を担当しました。

特に『いきものがかり吉岡聖恵のオールナイトニッポン』では、「芭蕉さん」の愛称で親しまれました。過去には「東大くん」「赤門松尾」「松尾伴内」「チャコちゃん（aiko命名）」など、様々なニックネームで呼ばれていました。

深夜番組では、ディレクターが不在の際に代理を務めることも多く、その対応力と知識で番組を支えました。最近では、『ナインティナインのオールナイトニッポン』でディレクターの角銅秀人が入院した際、代理ディレクターとして番組をサポート。ナインティナインからは「困った時の松尾D」として頼りにされていました。

スポーツ部への異動と制作部への復帰

2006年3月までは制作部に所属していましたが、その後スポーツ部に異動。2009年6月には再び制作部へ復帰。その後、日本映画放送（当時は日本映画衛星放送）へ出向したことが、2014年7月24日の『ナイナイのオールナイト』での宗岡芳樹不在対応ネタで明らかになりました。

ラジオドラマのモデルにも

ラジオドラマ『MAICO2010』には、登場人物であるマツオのモデルになったこともあります。これは、松尾氏のラジオ業界における影響力を物語るエピソードと言えるでしょう。

結婚と離婚、そして新たな道へ

2007年9月には結婚。結婚式には、かつて担当していた番組のパーソナリティであるくりぃむしちゅー、aiko、ゆずなどが駆けつけ、盛大に祝福しました。しかし、2016年6月17日に一夜限りで復活した『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』の冒頭で、離婚していたことが明かされました。20年来の親友である石川昭人は、前年の11月から離婚についての相談を受けており、実際に離婚したのは2016年の年明けだったとのことです。

離婚という個人的な転機を経ながらも、松尾氏は日本映画放送で新たなキャリアをスタートさせました。ラジオ業界で培った経験と知識を活かし、映像の世界でもその才能を発揮していることでしょう。

ニッポン放送時代の担当番組

松尾氏がニッポン放送時代に担当した主な番組は以下の通りです。

女子高生サイコー!?裁判SHOW!!
荘口彰久のオールナイトニッポンR
ゆずのオールナイトニッポン
ネプチューンのallnightnippon SUPER!
aikoの@llnightnippon.com（aikoのオールナイトニッポン）
あなたがいるから、矢口真里
土屋礼央のオールナイトニッポンR→土屋礼央の@llnightnippon.com→土屋礼央のオールナイトニッポン
知ってる?24時。
くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン（番組開始時 - 2006年3月14日）
笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ
小泉総理 ラジオで語る
松本ひでおのショウアップナイターGO!GO!
ショウアップナイター（2006年 - 2009年シーズン交流戦）
いきものがかり吉岡聖恵のオールナイトニッポン
上柳昌彦 ごごばん!（月曜日担当）

これらの番組を通して、松尾氏は多くのリスナーに笑いと感動を届けました。ラジオ業界における彼の功績は、これからも語り継がれていくことでしょう。

外部リンク

松尾紀明 (@matsubon1971) - X（旧Twitter）

松尾紀明氏の今後の活躍に期待しましょう。

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