松山北条バイパス

松山北条バイパスについて

松山北条バイパス（まつやまほうじょうバイパス）は、愛媛県松山市の東長戸から下難波までを結ぶ国道196号のバイパスです。このバイパスは、松山市と旧北条市間での交通量の増加に伴う渋滞を解消するとともに、西瀬戸自動車道へのアクセスを改善するために設計されました。

概要

松山北条バイパスは、交通混雑の緩和を目的として、松山市における重要な交通路の一環として位置づけられています。起点は東長戸の交差点で、あそこから平田交差点までは既存の道路の拡幅が行われています。さらに、平田交差点から終点の下難波交差点にかけては新しい道路が建設され、全長は13.9キロメートルに及びます。

このバイパスは、旧道に対して新たな経路を提供するもので、主に予讃線の東側山腹沿いを通ります。一方、旧道は今後は愛媛県道347号平田北条線および愛媛県道179号湯山北条線に格下げされることとなります。

沿革

松山北条バイパスの建設は1973年に事業化され、1976年には用地に着手しました。同年の12月には都市計画も決定され、1980年に工事が始まりました。最初の開通は2002年4月13日、当時は2車線での暫定開通でしたが、2007年2月17日には4車線の完全開通を迎えました。

計画概要

この道路の規格は第4種第1級とされており、完成時の車線数は4車線で、道路幅員は標準で30メートル、部分的には25メートルとなっています。設計速度は60キロメートル毎時に設定されており、交通の円滑化が図られています。

交差する道路

松山北条バイパスは以下の県道と交差しています。

• - 愛媛県道40号松山東部環状線
• - 愛媛県道347号平田北条線
• - 愛媛県道204号長井方堀江線
• - 愛媛県道20号松山北条線
• - 愛媛県道178号湯山高縄北条線
• - 愛媛県道17号北条玉川線
• - 愛媛県道179号湯山北条線

沿線施設

バイパス沿いにはさまざまな施設があります。例えば、松山市立堀江小学校や三浦工業北条工場、松山市立北条北中学校があります。また、聖カタリナ大学や聖カタリナ短期大学も位置しており、地域の教育・学習環境も整っています。商業施設としては、マルナカ北条店やフジ夏目店があるので、生活にも便利です。

主な構造物

バイパスの重要な部分として、大谷トンネルや粟井坂トンネルといった主要な構造物も存在します。これらのトンネルによって、交通の流れがスムーズになる一方で、景観への配慮もされています。

参考リンク

松山北条バイパスは、地域交通を支える重要なインフラとしてこれからもその役割を果たしていくことでしょう。

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