松山博明

松山博明について

松山博明（まつやま ひろあき、1967年8月31日生まれ）は、京都府出身の元サッカー選手およびサッカー指導者です。彼は一時期、「松山 広淳」という名前で登録していたこともあります。高い学識を持ち、スポーツ科学の中でも特にスポーツ心理学の博士号を取得しています。現在、追手門学院大学社会学部の教授としてスポーツ心理学やコーチング学を教えながら、さまざまな役割でサッカー界にも貢献しています。具体的には、KBS京都の解説者、京都サッカー協会ユースダイレクター、Jリーグのマッチコミッショナーとしても活動しています。また、カンツェ・エデュケーション・カンパニーの代表を務め、関西地区でのサッカー個人レッスンも手掛けています。

松山の家族にもサッカー界で活躍する人物がいます。彼の兄、松山吉之も元サッカー選手で、現在は関西サッカーリーグ2部のレイジェンド滋賀FCの監督を務めています。

選手時代の軌跡

彼のサッカー人生は、山城高校時代に全国高等学校サッカー選手権大会で得点王に認定されたことから始まります。その後、早稲田大学に進学し、大学卒業後に古河電気工業サッカー部に加入しました。その後、フジタ工業、ベルマーレ平塚、東芝、そしてコンサドーレ札幌など、国内のさまざまなクラブでプロサッカー選手として活動しました。

指導者としてのキャリア

松山は選手としてのキャリアに続き、2004年からはヴィッセル神戸のサテライト監督を務め、イワン・ハシェック監督が退任後、東京ヴェルディ1969戦では監督代行としてチームを率いて2-0の勝利を収めました。この試合は、松山が「通訳」という肩書きで実際には指揮を執った特異なケースでもありました。彼の指導のもと、神戸チームは良好な成績を収めることができました。

その後、2006年からは大分トリニータで強化担当として活動し、同年7月にはS級ライセンスを取得しました。大分では、監督に就任した際にチームを連敗から救い、成功を収めた実績があります。2010年には、日本サッカー協会のアジア貢献事業の一環としてブータンに派遣され、ブータン代表の指導や育成に携わりました。さらに、2012年には関西国際大学サッカー部の監督に就任しました。

選手経歴と獲得したタイトル

松山の選手としての経歴は、紫光クラブから始まり、山城高校や早稲田大学を経て、古河電工、フジタ/ベルマーレ平塚、鳥栖フューチャーズ、コンサドーレ札幌でのプレーを経て、第一線を退きます。彼の個人成績においては1984年度の高校選手権得点王に輝きました。

現在の活動と影響

現在も、松山は教育者として、またサッカー界の発展に貢献するため、多忙を極めています。彼の知識と経験を基に、多くの若い選手や指導者に影響を与え、日本のサッカー界において重要な役割を果たしています。その活動は、今後のサッカープレイヤーや指導者にとっても、非常に参考になるでしょう。

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