松岸駅

松岸駅について

松岸駅（まつぎしえき）は、千葉県銚子市の長塚町五丁目に設けられた東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅です。この駅は、総武本線と成田線の2つの路線が交差する重要な交通ハブとなっています。特に、成田線はここが終点となりますが、列車は全て総武本線を経由して銚子駅まで続いています。ただし、この駅は特急列車の通過駅でもあり、特定の条件下では乗車券の取り決めが適用されます。

歴史

松岸駅の歴史は1897年6月に遡ります。この日、総武鉄道の成東駅から銚子駅にかけての延伸にともなって開業しました。その後、1907年には国有化され、帝国鉄道庁が管理することとなりました。1909年には線路名称が制定され、総武本線の駅として位置付けられました。そして、1933年には成田線が延伸され、接続駅としての役割を果たすようになります。1987年にはJRへの転換が行われ、2009年にはICカード「Suica」が導入されました。

駅構造

松岸駅は地上に位置し、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を有し、合計で2面3線の構造を持っています。ホームは嵩上げされておらず、アクセスは跨線橋を通じて行われます。駅舎は木造で、ターミナル機能を果たしており、待合所や窓口が設置されています。また、駅業務は成田統括センターが管理しており、自動券売機や簡易Suica改札機が導入されています。

のりば

松岸駅では、駅舎側のホームが3番線、最も遠いホームが1番線という配置になっています。特に、成田線と総武本線の列車移動については、乗客の便宜を図るために3番線に発着することが基本とされています。なお、1番線と3番線には安全側線が設けられており、上下列車の同時進入が可能ですが、2番線には安全側線がなく、同時進入はできません。

利用状況

2023年には、松岸駅の1日平均乗車人員は約419人に達しています。この利用者数は、過去数年間でほぼ横ばいの状態で推移しています。

駅周辺

松岸駅の周辺には、銚子市の郊外にあたる地域が広がっています。駅北側には駅前広場が整備されており、商店やタクシーが利用可能です。国道356号が約200メートル東西に走っており、アクセスが良好です。周囲には教育機関や商業施設もあり、生活便利な場所となっています。

その他

松岸駅近辺の区間は強風の影響を受けやすく、時折速度規制や運転中止が発生することがあります。隣接する駅には猿田駅と銚子駅があり、利便性が高い立地となっています。

松岸駅は、長い歴史と便利なアクセスを有する地域の重要な駅です。今後も多くの利用者に支持され続けることが期待されます。

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