松島町 (名古屋市)

松島町（まつしまちょう）

松島町は、かつて愛知県名古屋[[市]]中区に存在した地名です。この地は、江戸時代初期には西差矢場という場所でしたが、後に町家として開発されました。以下にその歴史を詳しく見ていきましょう。

歴史

沿革

江戸時代:
文化4年（1807年）から寛文8年（1668年）にかけて、西差矢場という場所が設けられていました。
その後、米野村に住んでいた佐野治郎兵衛がこの土地の払い下げを受け、町家として開発を始めました。
この際に、この町は松島町と名付けられました。
しかし、その後、松島町は前津小林村に編入され、一時的にその名前は消滅しました。

明治時代:
1911年（明治44年）11月1日、前津小林町の上キロメキと下キロメキという場所の一部が分離され、再び松島町として成立しました。

大正時代:
1913年（大正2年）3月には、東洋撚糸株式会社が資本金20万円で設立され、この地域に拠点を置きました。

昭和時代:
1969年（昭和44年）10月21日、住居表示が実施されたことに伴い、松島町は栄五丁目に編入され、その名前は消滅しました。

参考文献

名古屋[[市]]会事務局 編『名古屋[[市]]会史 別巻第2 総合名古屋[[市]]年表（大正編）』名古屋[[市]]会事務局、1963年3月10日。
福岡清彦『中区の町名』名古屋[[市]]中区役所、1976年。
「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。

関連項目

* 名古屋[[市]]の地名


松島町は、その短い歴史の中で、様々な変遷を辿りました。江戸時代の開発から、明治時代の再興、そして昭和時代の消滅まで、名古屋の歴史の一端を担った場所と言えるでしょう。

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