松平容住

松平容住（まつだいら かたおき）は、江戸時代後期の大名であり、陸奥国会津藩の6代藩主を務めました。官位は従四位下・侍従兼若狭守、後に肥後守に任じられています。会津松平家6代当主。

生涯

容住は、3代藩主・松平正容の九男である容章の長男として生まれました。父・容詮は、5代藩主・松平容頌の養子となっていましたが、家督を相続する前に亡くなっています。

寛政元年（1789年）には、侍従兼若狭守に叙任されています。文化2年（1805年）、容頌の死去に伴い、その跡を継いで藩主となりました。

容住は、先代の容頌と同様に、田中玄宰を登用して藩政改革を行おうとしました。しかし、藩主就任からわずか1年足らず（在任期間は5か月）の同年12月に、28歳という若さで死去しました。跡は次男の容衆が継いでいます。

短い期間ではありましたが、容住の治世は、次代へと繋がる重要な期間となりました。

系譜

父母
父：松平容詮
母：鈴木氏（側室）
正室
謙：井伊直幸の娘
側室
石川氏
白岩氏
子女
松平容衆（次男）：生母は石川氏（側室）
養子
松平容敬：公式上は三男とされていますが、実際には松平義和の三男です。

容住は、若くして亡くなったものの、会津藩の歴史において重要な役割を果たした人物と言えるでしょう。

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