松平容詮

松平容詮（まつだいら かたさだ）は、寛延3年（1750年）に松平容章の長男として生まれました。容章は会津藩の3代藩主・松平正容の九男にあたります。容詮は、5代藩主・松平容頌の養子となりますが、藩主の座を継ぐことなく、天明5年（1785年）に36歳でこの世を去りました。

容詮は藩主となることはありませんでしたが、彼の血筋は会津藩に大きな影響を与えました。容詮の長男である松平容住は、容頌の死後に家督を継ぎ、会津藩の藩主となりました。容住は藩政に尽力し、会津藩の発展に貢献しました。

容詮の系譜は以下の通りです。

父：松平容章（1725-1786）
母：不詳
養父：松平容頌（1744-1805）
正室：頴（1766-1801） - 前田重教の次女
室：鈴木氏
長男：松平容住（1779-1806）
生母不明の子女
次男：松平容序（容将。1783-1800）

容詮の正室である頴は、加賀藩主・前田重教の次女であり、容詮との間に容住をもうけました。また、室の鈴木氏との間にも子をもうけています。

容詮の次男である松平容序は、早世しましたが、その存在もまた、会津藩の歴史に刻まれています。

松平容詮は、藩主となることは叶いませんでしたが、会津藩の歴史において重要な役割を果たした人物であると言えるでしょう。彼の血筋は、後の会津藩を支え、その発展に貢献しました。容詮の生涯は、会津藩の歴史を語る上で欠かすことのできない重要な要素となっています。

容詮は従四位下・侍従兼駿河守の官位を持っていました。

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