松平頼永

松平頼永（まつだいら よりなが）は、享保年間を生きた大名であり、常陸国府中藩の第4代藩主を務めました。従四位下・侍従、播磨守という官位を有していました。

略歴

第3代藩主・松平頼明の長男として生まれました。母は林氏であり、任官叙位前は織部と称していました。享保18年（1733年）に父の死去に伴い家督を相続し、府中藩主となりました。しかし、わずか2年後の享保20年（1735年）8月25日に23歳という若さでこの世を去りました。後継者となるべき実子がなかったため、異母弟である頼幸が跡を継ぐこととなりました。

年表

1731年（享保16年）12月23日：従四位下掃部頭に叙任されました。
1733年（享保18年）10月：家督を相続し、常陸府中藩（現在の茨城県石岡市）の藩主となりました。10月28日には播磨守に転任し、12月28日には侍従を兼任しました。
1735年（享保20年）8月25日：逝去。法名は不退院正誉定嶽聚禅、諡号は源哀。墓所は茨城県常陸太田市の瑞龍山にあります。

系譜

父母
父：松平頼明
母：林氏（側室）
正室
菊姫（内藤義英の娘）
養子
松平頼幸（実弟）

松平頼永は、若くして藩主となり、志半ばで亡くなった人物ですが、その短い期間においても藩政に尽力したと考えられます。彼の死後、異母弟である頼幸が藩主となり、府中藩を治めていくことになります。

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