松本市立奈川小中学校

概要

松本市立奈川小中学校は、長野県松本市奈川地区に位置する公立の小中併設校です。旧奈川村が松本市に編入されたことに伴い、現在の校名になりました。学校は野麦峠のふもとという自然豊かな場所にあり、市内西部の奈川地区全域が通学区域となっています。過疎化の影響で児童・生徒数は少ないものの、地域に根ざした教育活動が行われています。学校の図書館には、地域の木材であるカラマツの間伐材が使用された書架やベンチが設置されており、地域とのつながりを大切にしていることが伺えます。また、長野県教育委員会からは、学校職員に対するへき地手当等の2級に指定されています。かつては、中部北陸自然歩道沿いの旧入山宿に、入山分校が存在していました。

特徴

本校は、小学校と中学校が併設されていますが、小中一貫教育は行われていません。令和6年5月10日現在、小学校は2学級5名、中学校は2学級10名という小規模な学校です。小学校では、1年生と4年生が複式学級で授業を行っています。中学校では、1年生と2年生が複式学級となっています。

沿革

1873年（明治6年）- 第二大学区百三十七小学奈川学校として開校。
1947年（昭和22年）- 学制改革により西筑摩郡奈川村立奈川小学校に改称、村立奈川中学校が開校。
1948年（昭和23年）- 小中併設校となる。所属郡が西筑摩郡から南安曇郡に変更。
1969年（昭和44年）- 寄合渡分校・入山分校を統合。新校舎に移転。校歌発表会。
1972年（昭和47年）- プール竣工。
1973年（昭和48年）- 開校100年行事。
2005年（平成17年）- 松本市との合併により、松本市立奈川小中学校と改称。
2010年（平成22年）- 中学生が制作した「水底の記念写真」が2010年度KWN日本ビデオコンテストで最優秀作品賞を受賞。
2012年（平成24年）- 中学3年生が制作した「野麦峠を越えた少女たち」が2012年度KWN日本ビデオコンテストで最優秀作品賞を受賞。

学校行事

学校行事に関する詳細な記述は、提供された情報には含まれていません。

交通

松本駅からタクシーで約60分。
アルピコ交通上高地線新島々駅からタクシーで約30分、バスで約45分。
松本インターチェンジから車で約45分。

通学区域

松本市奈川地区全域（川浦、保平、神谷、寄合渡、曽倉、大平、追平、金原、黒川渡、屋形原、古宿、田ノ萱、入山、奈川高原）

関連情報

長野県小学校一覧
長野県中学校一覧

外部リンク

松本市立奈川小・中学校（オリジナルHP）
奈川小・中学校（松本市）

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