松本市立旭町中学校

松本市立旭町中学校

松本市立旭町中学校は、長野県松本市旭に所在する公立中学校です。この学校の最大の特徴は、日本国内で唯一、刑務所内に分校（桐分校）を設置している点です。このユニークな取り組みは、2010年にTBS系列で放送されたドラマ『塀の中の中学校』のモデルにもなりました。このドラマを通じて、多くの人々が学校の存在を知ることになりました。

概要

学校は、地域社会との連携も積極的に行っています。2018年には、同窓会と地元のJリーグクラブである松本山雅FCの協力のもと、校庭の人工芝化が実現しました。生徒たちは、より良い環境で学校生活を送れるようになりました。また、学校は、信州大学病院内にも院内学級を開設しており、様々な事情を抱える生徒たちへの教育機会の提供にも努めています。

沿革

学校の歴史は古く、1948年（昭和23年）に旧松本歩兵第50連隊跡地の兵舎の一部を仮校舎として開校しました。その後、1955年（昭和30年）には松本少年刑務所内に桐分校が開校。1957年（昭和32年）には新校歌が制定されました。1996年（平成8年）には信州大学病院内に院内学級が開級し、1998年（平成10年）にはソルトレイク市立ヒルサイドインターミディエイトスクールと姉妹校提携を結ぶなど、国際的な交流も行っています。

2010年（平成22年）には桐分校に聴講生制度が導入され、より多くの生徒が学びの機会を得られるようになりました。開校50周年を迎えた際には記念式典も開催し、地域と学校との絆を深めました。

生徒数・職員数

2015年2月時点での生徒数は328人、職員数は35人です。生徒一人ひとりに目が行き届くよう、教職員が一丸となって教育活動に取り組んでいます。

学級数

2014年度の学級数は、1学年4クラス、2学年4クラス、3学年3クラスに加え、特別支援学級が3クラス、信大病院内1クラス、桐分校1クラスとなっています。生徒の多様なニーズに対応できるよう、柔軟な教育体制を整えています。

主な行事

学校では、年間を通して様々な行事が開催されています。主なものとして、3年生の修学旅行、2年生の職場体験学習、1年生の上高地乗鞍登山、PTAバザー、校内発表会、東北信平和学習旅行（2年生）、教文センター一日学習（1年生）、バレーボールクラスマッチ、立会演説会・選挙、桐分校との交流会、バスケットボールクラスマッチなどが挙げられます。これらの行事を通じて、生徒たちは協調性や社会性を育んでいます。

部活動

学校には、様々な部活動があり、生徒たちは自分の興味や関心に合わせて活動に参加できます。部活動を通じて、生徒たちは体力向上や技術向上を目指し、仲間との絆を深めています。

通学区域

通学区域は松本市の以下の地域です。
旭町・曙町・和泉町1丁目・和泉町2丁目・岡の宮・岡の宮西・岡の宮文園町・北上横田町・口張町・新町・天白町・同心町・中原・沢村・新田町・白金町 鷹匠町・田町・堂町・中ノ丁・二ノ丸町・西町・萩町・東ノ丁・袋町・丸ノ内・女鳥羽町・元原・元町北・元町上・安原町・両下町・島内山田・横田第3 横田第5・横田第6・横田第7・旗町・大柳町・蟻ヶ崎東・蟻ヶ崎北・蟻ヶ崎深志ヶ丘・北馬場・徒士町

進学前小学校

進学前小学校は、松本市立開智小学校と松本市立旭町小学校です。

外部リンク

松本市公式HP内

関連項目

長野県中学校一覧

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