松本拓也 (野球)

松本拓也

松本拓也（まつもと たくや）氏は、1980年4月24日に大阪府で生まれた、かつてプロ野球選手として活躍し、現在はテレビ番組の制作に携わる人物です。

野球選手としての歩み

日本航空高等学校に進学し、野球部で投手としてプレーしました。エースではなく、チームでは2番手投手の位置づけでした。高校3年生の1998年には、春の選抜高等学校野球大会に出場し、2回戦でリリーフとしてマウンドに上がっています。同年の夏の全国高等学校野球選手権大会にも出場しましたが、強豪として知られる久保康友投手を擁する関大一高との対戦で、先発するも3回途中で降板し、チームは初戦で敗退しました。

高校卒業後、1998年のNPBドラフト会議において、大阪近鉄バファローズから6位指名を受け入団。プロの世界では、最速150km/hにも達する力強い速球を武器に、将来の抑え候補として球団から大きな期待が寄せられました。背番号は「59」を背負い、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

しかし、プロ入り後は肘の故障に苦しむことになります。十分な活躍を見せることができないまま、2003年シーズンを最後に球団を退団しました。その後、再びプロのマウンドを目指し現役復帰を試みましたが、その夢は叶いませんでした。

プロ野球での主な記録としては、2000年7月2日に大阪ドームで行われた福岡ダイエーホークス戦でプロ初登板を果たしています。この試合の7回表、1死の状況で3番手投手として救援登板。結果的に2/3イニングを投げ1失点でしたが、この登板中にメルビン・ニエベス選手からプロ入り後初の奪三振を記録しました。

テレビ制作の世界へ

プロ野球選手としてのキャリアにピリオドを打った後、松本氏は全く異なる分野であるテレビ番組制作の世界へと転身しました。株式会社東通インフィニティーの制作部に所属し、ディレクターとしての新たな道を歩み始めます。

特に、朝日放送の情報番組『おはようコールABC』では、およそ12年もの長きにわたりディレクターを担当しました。番組制作においては、BGMの選曲に特徴があり、担当するVTRでエンヤのようなヒーリング系の音楽や、トランスといったダンス・ミュージックを頻繁に使用することで知られていました。2015年には担当番組に変更があったとのことです。

プロ野球選手からテレビディレクターへとキャリアを大きく転換させ、それぞれの分野で経験を積んでいます。野球選手としては「松坂世代」の一人としても数えられています。

詳細情報

出身地: 大阪府
生年月日: 1980年4月24日
投打: 不明 (inputに情報なしのため記載せず)
経歴: 日本航空高等学校 - 近鉄 (1999 - 2003)
背番号: 59 (1999 - 2003)
初登板: 2000年7月2日、対福岡ダイエーホークス16回戦（大阪ドーム）
初奪三振: 2000年7月2日、対福岡ダイエーホークス戦 (メルビン・ニエベスから)

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