松本篤史

松本篤史のプロフィール

松本篤史（まつもと あつし）は、1988年3月24日生まれの日本のレスリング選手で、群馬県邑楽郡千代田町にて育ちました。彼はレスリングのフリースタイルとグレコローマンスタイルの両方で活躍し、現在はALSOKに所属しています。階級は92kg級で、身長は182cmです。また、彼の兄である隆太郎は、2012年ロンドンオリンピックにおいてグレコローマン60kg級で銅メダルを獲得しており、家族もレスリングの道を歩んでいます。

経歴

松本は千代田ジュニア教室でレスリングをスタートしました。館林高校に通う3年時には、ジュニアオリンピック カデットの部69kg級で優勝し、その後、インターハイ66kg級で3位に入賞しました。日体大へ進学後、3年次にはジュニアオリンピックジュニアの部84kg級で連続優勝を果たし、4年次には全日本学生選手権で再び連覇を達成しました。

2010年になると、綜合警備保障に所属し、全日本選抜選手権で初優勝。しかし、同年の世界選手権では11位に終わりました。2011年には全日本レスリング選手権大会で優勝し、オリンピック出場を目指しましたが、2012年ロンドンオリンピック予選で敗北し出場を逃しました。以降も彼は全日本選抜選手権や全日本レスリング選手権での優勝を重ねましたが、国際大会での成績は思うようにいかないことも多くありました。

特に2014年と2015年には全日本選抜選手権で連続優勝していますが、世界選手権ではそれぞれ11位と14位と厳しい結果に。残念ながら2016年のリオデジャネイロオリンピックにも出場できませんでした。しかし、彼は着実に実力を積み重ね、2017年には警視庁に所属を変更しています。

2018年には全日本レスリング選手権大会で92kg級にて優勝を果たし、この年の世界選手権で3位となり、30歳にして初めての世界メダルを獲得しました。これにより、彼の努力と perseveranceが実を結んだ瞬間となりました。

主な戦績

松本のレスリングキャリアの中で特筆すべき戦績をいくつか挙げます：

• - ジュニアオリンピック カデットの部 2005年優勝（69kg級）
• - インターハイ 2005年3位（66kg級）
• - ジュニアオリンピック ジュニアの部 2007年・2008年優勝（84kg級）
• - 全日本学生選手権 2008年・2013年優勝
• - 全日本レスリング選手権大会 2011年・2013年・2014年・2018年優勝
• - 全日本選抜選手権 2010年・2013年・2014年・2015年・2016年・2018年優勝
• - アジア選手権 2015年2位・2017年2位
• - 世界選手権 2018年3位

松本は才能ある選手であり、彼のこれまでの業績は日本のレスリング界において重要な位置を占めています。今後の活躍が期待される選手の一人です。

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