松本純弥 (ラグビー選手)

松本 純弥

松本 純弥（まつもと じゅんや）は、2000年3月17日に鹿児島県で生まれた日本のラグビーユニオン選手です。主にウィング（WTB）のポジションでプレーし、そのスピードとアジリティを生かしたプレーで知られています。現在は、ジャパンラグビーリーグワンに所属する浦安D-Rocksの一員として活躍しています。

経歴

松本選手は、ラグビーの名門として知られる佐賀県立佐賀工業高等学校で頭角を現し、2018年に同校を卒業しました。その後、大学ラグビーの強豪である明治大学へ進学し、さらなる技術向上に励みました。大学在学中から将来を嘱望される存在であり、若くして7人制ユース日本代表に選ばれるなど、その才能は早くから注目を集めていました。

大学を卒業した2022年4月、ジャパンラグビーリーグワンに参戦するNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安に加入し、プロキャリアをスタートさせました。しかし、チームはNTTグループのラグビーチーム再編に伴い、同年7月には新たなチーム、浦安D-Rocksとして活動を継続することとなりました。松本選手は、この再編後の浦安D-Rocksの選手スコッドに選出され、引き続きチームの中心選手として期待されることになります。

代表活動

松本選手のキャリアにおいて特筆すべきは、7人制ラグビー日本代表としての国際舞台での活躍です。ユース世代での代表経験を経て、フル代表にも選出される機会を得ました。2023年には、中国で開催されたアジア競技大会の7人制ラグビー日本代表メンバーに名を連ね、チームの銅メダル獲得に大きく貢献しました。この実績により、国際大会での経験と自信を深めました。

さらに、2024年にはラグビー界最大の祭典であるオリンピックへの出場が内定しました。パリ2024オリンピックにおける7人制ラグビーの日本代表内定選手に選出され、世界のトップアスリートが集まる舞台でのプレーが決定しました。これは、これまでの努力と実績が認められた結果であり、今後の更なる飛躍が期待されます。

リーグワンでの活躍

所属チームである浦安D-Rocksでは、ウィングとしてチームの攻撃を牽引しています。身長171cm、体重79kgという体格は、ウィングというポジションにおいてスピードと俊敏性を最大限に活かすのに適しています。ディフェンスラインの裏へ抜け出す決定力や、ステップワークによるランニングスキルが持ち味です。2025年1月4日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの第3節、横浜キヤノンイーグルス戦では先発出場を果たし、リーグワン公式戦への記念すべきデビューを飾りました。これからリーグワンの舞台で経験を重ね、チームの勝利に貢献していくことが期待されています。

受賞歴

令和元年には、スポーツ功労者表彰を受けています。

国内外での豊富な経験を持つ松本純弥選手は、浦安D-Rocks、そして日本代表の未来を担う重要な存在として、今後の活躍から目が離せません。

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