松澤裕介

松澤 裕介（まつざわ ゆうすけ）

松澤裕介は1992年7月1日に愛知県春日井市に生まれた元プロ野球選手であり、現在は野球指導者として活動しています。彼は左投左打の外野手で、主に独立リーグとプロ野球・読売ジャイアンツで活躍しました。現在、C.L.Cという自身の会社を立ち上げ、子供向けの野球塾を運営しています。

経歴

プロ入り前

松澤は春日井市立中部中学校で野球を始め、春日井リトルシニアに所属。その後、誉高等学校に進学し、1番センターとしてレギュラーとしてプレーしましたが、3年の夏には西春高校に負けて3回戦で敗退。卒業後は朝日大学に進学し、大学野球を行いましたが、特に打撃タイトルなどの目立った成績は残せませんでした。

2015年には四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズに入団。ここで彼は主に中堅手としてレギュラーに定着し、68試合に出場し打率.275を記録。10本塁打、43打点、1盗塁と確かな成績を上げ、打点王に輝きました。また、北米遠征選抜チームの一員にも選ばれ、打率.322をマークするなど、輝かしい実績を残しました。

独立リーグ時代

松澤は2015年のシーズン後、読売ジャイアンツから育成選手として3位指名を受けました。しかし、メディカルチェックで左手に怪我が見つかり、入団を断念。2016年も香川に残留し、再び活躍を目指しましたが、引き続き怪我の影響を受け、成績は伸び悩みました。それでも、イースタン・リーグで活躍した結果、彼は再度巨人から指名を受け、育成選手として仮契約を結びました。

巨人時代

2017年には三軍での試合出場が主でしたが、出場84試合で打率.199に苦しみました。2018年には恥骨骨折を負い、なかなか思うようなパフォーマンスができなかった。最終的に巨人は彼との契約を更新せず、彼は自由契約となりました。トライアウトでは貴重な経験をしたものの、現役を続けることは難しいと判断しました。

現役引退後

引退を決意した松澤は、香川在籍時に知り合った企業の社長からスカウトを受け、建設会社に入社。営業分野での経験を積んだ後、彼は「C.L.C」を設立し、代表として活躍しています。この会社では、幼稚園や保育園向けに出張野球塾を提供し、子供たちに野球の楽しさを広める活動を行っています。また、中日ドラゴンズが運営する「ドラゴンズベースボールアカデミー」のコーチも務めています。

2022年には四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスで打撃コーチに就任し、現役復帰を果たしました。野球に対する情熱は衰えず、シーズン後には再び契約が終了しましたが、彼の指導者としての道は続いています。最近、春日井市議会議員選挙に出馬しましたが、結果は残念ながら落選となりました。これからも彼の活躍に注目が集まります。

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