松田洋治

松田 洋治 (まつだ ようじ)のプロフィール

松田洋治（1967年10月19日生まれ、東京都出身）は、日本の俳優および声優です。TMエンタテインメントに所属しており、幼少期からの経験を活かして幅広いジャンルの作品に出演しています。特にアニメでは『もののけ姫』のアシタカ役などで知られています。

来歴

松田は東京都世田谷区砧に生まれました。幼少期には周囲の撮影所でドラマのロケを目撃し、自然に芸能界の世界に興味を持ちました。5歳の頃、児童劇団「劇団ひまわり」に入団し、1974年にテレビドラマ『母の鈴』で子役デビューを果たします。その後も『仮面ライダーアマゾン』や『はじめまして』で順調にキャリアを重ね、1983年の『家族ゲーム』において注目を浴び、非常に若い頃からの活躍を見せました。

青山学院高等部を卒業した後、青山学院大学文学部教育学科に進学するも中退しました。大学時代には国会議員の蓮舫と同級生であり、彼女からも刺激を受けたことでしょう。

1995年には客室乗務員と結婚するも、その後離婚を経験。1997年には『もののけ姫』でのアシタカ役の声により、二次元の世界でも知名度を高めました。また、同じ年に話題作『タイタニック』でもレオナルド・ディカプリオの吹き替えを担当し、その存在感をアピールしました。特筆すべきは、宮崎駿監督作品において1984年から声優として参加していたことです。

松田は2006年に再婚し、二人の息子をもうけました。教育にも関心を持ち、同年には東京アニメーションカレッジ専門学校で講師としても活動している点が、彼の多彩さを物語っています。近年は舞台にも力を入れ、蜷川幸雄や青井陽治といった著名な演出家とともに作品に携わってきました。特に、『北の国から』の黒板純役のオーディションを受けたこともあります。

エピソード

アシタカ役を演じた彼は、オーディション時点でアシタカが主人公であることを知らず、後に台本を読んでその事実に驚いたというエピソードが印象的です。また、NHKの大河ドラマには3作品に出演しており、そのうち2作品では主人公の少年時代を演じました。

「仮面ライダーアマゾン」に出演当時は小学生だったため、共演者から車で送ってもらった経験を持っています。彼の演技は共演者から「天才的」と高く評価されており、松田自身も相手に助けられたと感じていたようです。

出演作品

テレビドラマ

• - 仮面ライダーアマゾン（1974-1975年） - まさひこ役
• - 家族ゲーム（1983年） - 沼田茂之役
• - 連続テレビ小説 おしん（1983年） - 田倉雄役
• - 草燃える（1979年） - 源頼朝の子供時代
• - 徳川家康（1983年） - 松平元康の子供時代

映画

• - もののけ姫（1997年） - アシタカ役
• - タイタニック（1997年） - ジャック・ドーソンの吹き替え
• - 微熱 MY LOVE（1990年） - 坂口亮一役

舞台

• - ブライトン・ビーチ回顧録
• - アナザー・カントリー
• - 黙阿彌オペラ

松田洋治は数十年にわたるキャリアを通じ、多様なジャンルで活躍し続けており、これからの彼の活動にも大きな期待が寄せられています。

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