松田進

松田進: プロ野球選手の軌跡

概要

松田進（まつだ しん、1994年8月29日生まれ）は、神奈川県川崎市出身の元プロ野球選手で、内野手として活躍しました。彼は右投右打であり、妻は女優の川崎美海です。

経歴

プロ入り前

松田はアメリカのニュージャージー州で生まれ、2歳の時に日本へ帰国。その後、小学校3年から5年までシンガポールに滞在しました。彼は国学院久我山高校に進学し、2年生の春には選抜高等学校野球大会で3番遊撃手として出場しましたが、成績は5打数1安打でした。

大学は中央大学に進学し、東都大学野球連盟に所属。1年春にはレギュラー入りしながらも、1年秋と2年春には成績不振を経験しました。しかし、3年春には打率.349という好成績を収め、大学生活の中でベストナインを2度獲得。通算成績は262打数71安打で、打率.271を記録しました。プロ志望届を提出するも、指名漏れに終わります。

プロキャリア

大学卒業後はHONDAでプレーし、遊撃手や三塁手としての役割をこなしました。2年連続で都市対抗野球にも出場し、2018年度のドラフトで千葉ロッテマリーンズから7位指名を受けます。契約金は3000万円、年俸770万円で入団し、背番号は50となりました。

ロッテ時代

2019年にロッテでプロデビュー。初出場は5月10日のソフトバンク戦で、5月12日には初スタメンに起用され、そこでプロ初安打を記録しました。しかし、一軍出場は年間で3試合に留まりました。オフにはウインターリーグにも参加し、打率.340で好成績を収めました。

2020年は一軍のキャンプからスタートしましたが、シーズン初の一軍昇格は10月となり、出場することなくシーズンを終了しました。2021年シーズンも昇格することはなく、最終的には11月に戦力外通告を受け、現役を引退しました。

引退後

松田は2022年からロッテのプロスカウト兼育成担当を務めています。彼の選手時代の経験が若手選手の育成に活かされています。

選手としての特徴

松田は長打力と俊足を併せ持つ大型内野手として知られ、「マツ」と呼ばれることが多いです。国学院久我山高校時代には、井口資仁選手に似たプレースタイルから「井口2世」とのニックネームが付けられました。ロッテに入団後は、大学時代の先輩である井口監督に技術や心構えを学びたいと語っています。

記録

松田進の記録は以下の通りです：

• - 初出場：2019年5月10日、対福岡ソフトバンクホークス
• - 初打席：同日
• - 初安打：同日、ミランダから中前安打

背番号

• - 50（2019年 - 2021年）

まとめ

松田進の選手としての経歴は、数々の苦難を乗り越えた経験が色濃く反映されています。引退後もその知見を活かし、若手の育成に力を注いでいる姿勢は、今後のプロ野球界にとっても貴重な存在となることでしょう。

もう一度検索