松見の滝

松見の滝（まつみのたき）

概要

松見の滝は、青森県十和田市に位置する、日本の[[滝百選]]に選ばれている名瀑です。奥入瀬川の支流である黄瀬川の上流、本流との合流点から約6.5kmの地点にあり、周囲は深い自然に囲まれています。国道102号線から徒歩で約3時間（往復6時間）ほどの道のりで、登山装備が必要となる本格的なトレッキングコースです。冬季は積雪のため立ち入ることができません。

特徴

滝は上下二段に分かれており、上段は白布を広げたような滑らかな流れ、下段はすだれを縦にしたような繊細な流れを見せています。その優美な姿は、訪れる人々を魅了します。滝の両岸には松が自生しており、これが滝の名前の由来になったと言われています。深い緑に囲まれた滝は、その名の通り、松の緑と白い水流のコントラストが美しい景観を作り出しています。

アクセスと注意点

松見の滝へは、国道102号線から徒歩で片道約3時間の道のりです。道中は険しい山道であるため、登山靴や雨具など、十分な登山装備を整えてから訪れるようにしてください。また、クマなどの野生動物が生息している可能性もあるため、単独での行動は避け、複数人で訪れることをお勧めします。冬期間は積雪により道が閉鎖されるため、訪れることができません。訪れる際は事前に現地の情報を確認するようにしてください。

その他

松見の滝は、その美しい景観から多くの写真家やハイカーに人気があります。滝壺周辺は涼しく、夏の避暑地としても最適です。滝の周辺には、豊かな自然が残されており、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。春は新緑、夏は深緑、秋は紅葉、と季節ごとに違う表情を見せてくれます。

参考資料

角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典（2.青森県）』、角川書店、1985年

関連情報

日本の[[滝百選]]

もう一度検索