松阪市図書館

松阪市図書館の概要

松阪市図書館は、三重県松阪市に所在する公立図書館です。この図書館は、松阪図書館と嬉野図書館の2館から成り立っており、どちらも図書館流通センターが運営を担っています。地域住民にとって、読書や学びの場として重要な役割を果たしている施設です。

利用案内

松阪市図書館の蔵書は、松阪図書館と嬉野図書館の両方で返却が可能です。利用者は以下の規定を理解しておく必要があります。

• - 開館時間: 午前9時から午後7時まで
• - 休館日: 毎月の最終金曜日（12月は異なる日）、特別な整理期間、年末年始、また松阪図書館は月曜日に休館（祝日の場合は次の日）、嬉野図書館は木曜日に休館です。
• - 貸出制限: 三重県に住む者のみが利用可能です。共通の利用者カードを持っていることが必要です。
• - 貸出可能な冊数: 図書・雑誌・紙芝居は10点まで
• - 貸出期間: 2週間（延長は1回まで可能）
• - 予約・リクエスト・複写サービス: 提供されています。

また、自動貸出機も設置されており、便利に利用することができます。

図書館の歴史

松阪市図書館は、2005年に市町村が合併し、新たに設立されました。それまでの松阪市立図書館は1912年に設立され、嬉野町図書館は1999年に開館しました。合併後、両図書館の貸出冊数が統一され、利用対象者も広がりました。2009年からは図書館流通センターが運営管理を行っています。

図書館は時代とともに進化しており、特に2012年からはインターネット予約サービスの導入がありました。また、2014年からは音楽ライブラリーのサービスも開始されています。

2017年には松阪図書館が改修工事を実施し、最新の設備が整えられました。自動貸出機や図書消毒機、電子図書館など、新しいサービスが充実しました。2019年には地域の学校と連携した新しい図書館「三雲みんなの図書館コミュカル」が開館し、地域の情報拠点としての役割を果たしています。

松阪図書館

松阪図書館は川井町にあり、鉄骨構造の3階建ての建物です。構造の広さは約2,900平方メートルで、様々な利用スペースを提供しています。定期的に行事を開催しており、ビブリオバトルや古本市など、地域の人々が参加する機会も用意されています。2018年のリニューアルにより、図書館内にWi-Fiやインターネットコーナーが設置され、学習の場としても利用されています。

利用スペース

• - 2階: 一般書架室、休憩・交流コーナー、70席を備えた学習室、グループで使用できる室、講座室
• - 1階: 一般開架室、児童閲覧室、ボランティア室、授乳室、読み聞かせ室、ティーンズコーナー、予約図書受取室、電子図書・インターネットコーナー、新聞庫、事務室

嬉野図書館

嬉野図書館は嬉野町に位置し、鉄筋コンクリートで造られた2階建ての施設です。学習チャレンジ教室や地域の行事が開催され、多くの市民が利用しています。蔵書の拡充にも力を入れ、地域特有の資料なども取り扱っています。

アクセス

松阪市図書館は、JR紀勢本線や近鉄山田線の松阪駅から徒歩約25分、または三重交通路線バスの「文化会館」停留所から徒歩1分ほどの距離にあります。嬉野図書館は、近鉄大阪線・名古屋線・山田線の伊勢中川駅から徒歩約15分に位置しています。

結論

松阪市図書館は、地域住民にとって大切な知識と文化の拠点です。その歴史的な背景や改革の歴史を経て、今では多様なサービスを提供し続けています。利用者が求める情報を得るだけでなく、学びや交流の場としても機能しています。地元の文化や歴史に触れる絶好の場であり、多くの方に利用されていることが実感できます。

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