松阪市立柿野小学校

松阪市立柿野小学校の概要

松阪市立柿野小学校は、三重県松阪市に所在する市立小学校です。校歌は安田光治が作詞し、小川誠一郎が作曲を手がけたもので、全体が3番から成り、各番は「こころのふるさと かきのこう」という言葉で締めくくられています。1975年には9学級256人の生徒が在籍していましたが、少子化が進行し、2009年には7学級93人にまで減少しました。2010年には松阪市立仁柿小学校との統合があり、在籍人数は103人に回復しています。

沿革

柿野小学校は、1874年に私立の横野村学校と深野村学校として設立されました。翌年には深野村学校が公立小学校に転換され、初等科と中等科が設置されました。1881年には、学制の改定に伴い、初等科、 中等科、高等科が設けられました。この時、横野村と深野村が開設された学区に統合されました。

1889年には、新たに柿野第一尋常小学校が設立され、深野校舎が本校に指定されました。その後、1903年に柿野高等小学校が開校され、1906年には義務教育年限が6年に改訂されるとともに、高等小学校の課程は2年に短縮されました。

1912年には校訓と校歌が制定され、1918年には実業補習学校が併設されるなど、教育の質を向上させるためにさまざまな取り組みが行われてきました。1937年には神社形式の奉安殿が落成し、地域社会との結びつきを大切にしてきました。

1941年には、国民学校令に基づいて柿野第一国民学校に改称され、その後1947年に学制改革によって新制の柿野小学校として再編成されました。1954年には柿野中学校が分離され、学校の独立性が高まりました。1980年代には、学校給食やプールの設置が進められ、2006年には通学路の安全確保に向けた活動が始まりました。

現在の校区

柿野小学校の校区は、飯南町深野、飯南町横野、飯南町下仁柿、飯南町上仁柿、および飯南町粥見の一部を含んでいます。この地域あらゆる子どもたちに対して教育の機会を提供し、地域の絆を深める役割を果たしています。

また、国道166号線が近くにあり、地域の交通の便も考慮されている点も特徴です。周辺には来迎寺などの歴史的なスポットも存在し、地域文化とのつながりを持ちながら教育が行われています。柿野小学校は、地域の子どもたちの成長と学びの場として重要な役割を果たし続けています。

まとめ

松阪市立柿野小学校は、長い歴史を持ち、その中で地域の変化に対応しながら発展してきた教育機関です。少子化の影響を受けつつも、地域との結びつきを大切にした教育が行われ、校歌や伝統的行事を通じて地域愛を育んでいます。未来を担う子どもたちのための教育の場として、今後も進化を続けることが期待されます。

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