松風町停留場

松風町停留場（まつかぜちょうていりゅうじょう）

松風町停留場は、北海道函館市松風町に位置する、函館市企業局交通部が運営する市電の停留場です。駅番号はDY16で、1992年3月31日まで東雲線が接続していました。駅は大門前停留場という名称で1913年に開業され、1945年から現在の名前に改称されました。

歴史

松風町停留場の歴史は長く、1913年に大門前停留場として開業、その後1945年に名前が変更されました。1992年4月1日に東雲線が廃止され、現在の形になりました。さらに2017年には改築工事が行われ、新しいホームが完成しました。工事中は一時的に仮設ホームが設けられ、利用者には一時的な不便もあったものの、改築後はバリアフリー対応の充実した設計となっています。

構造

改築以前

改築前は、2面2線の相対式ホームが設けられており、往線と復線の両方のホームに上屋がありました。しかし、停車位置が分かれていたため、全体的に停車時間が長くなる傾向がありました。また、乗客の安全を確保するために、ホームと車道の区分が設けられていました。

改築以後

2017年の改築で、往線側ホ−ムが約60m北に移設され、千鳥式ホームに生まれ変わりました。新たにバリアフリーの基準に対応した手摺りや腰掛け、スロープなどが設置されました。また、案内表示板にはピクトグラムが用いられ、視覚的にも分かりやすくなりました。駅の照明もLEDに更新され、快適な利用環境が整えられました。

乗降客数

乗降客は年々増加傾向にあり、例えば2015年には1,070人を記録しました。これは周辺施設の影響や、地域の交通網の利便性向上によるものでしょう。周辺には多くの商業施設や公共施設もあり、利用者には便利な立地となっています。

周辺環境

松風町停留場の周辺には、北海道道83号函館南茅部線、国道278号、函館西警察署や多くの商業施設が立ち並んでいます。特にスーパーホテル函館やマクドナルド、ドラッグストア、コンビニエンスストアなど、多種多様な店舗が集まり、地域住民だけでなく観光客にも利用されています。また、函館競輪場外車券場やシネマ太陽函館も近く、交通の要所としての役割も果たしています。

その他の情報

松風町停留場は「鉄道むすめ」というキャラクターコンテンツにおいても名を馳せています。登場キャラクターの名前は当停留場に由来し、地域の文化や魅力をより一層際立たせています。

改築により利便性と安全性が向上した松風町停留場は、今後も多くの利用者に愛され続けるでしょう。

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