板橋文夫

板橋文夫（いたばし ふみお、1949年3月8日 - ）は、栃木県足利市出身のジャズ・ピアニスト、作曲家です。

生い立ちと音楽への目覚め

栃木県足利市で生まれ育ち、国立音楽大学に進学。大学在学中に、先輩である本田竹廣のピアノ演奏に触発され、ジャズの世界に足を踏み入れました。

プロとしてのキャリア

1970年、渡辺貞夫クインテットに参加し、プロとしてのキャリアをスタートさせます。その後、日野皓正クインテット、森山威男カルテットといった、日本のジャズシーンを代表するグループに参加し、その才能を開花させていきました。自己のトリオも結成し、独自の音楽性を追求する活動も精力的に行っています。

海外のミュージシャンとの共演

板橋文夫は、国内のみならず、海外の著名なミュージシャンとも数多く共演しています。エルヴィン・ジョーンズ（ドラム）やレイ・アンダーソン（トロンボーン）といった、ジャズ界の巨匠たちとのワールドツアーに参加し、国際的な評価を確立しました。その演奏は、国境を越えて多くの人々を魅了し続けています。

映画音楽への貢献

映画音楽の分野でも才能を発揮しており、数多くの作品を手掛けています。『19歳の地図』、『さまよえる脳髄』、『暗恋桃花源』、『A Way With Words』、そして故若松孝二監督の『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』など、多様なジャンルの映画に、印象的な音楽を提供しています。

ディスコグラフィー

渡良瀬
NATURE
TO BE
ザ・ミックス・ダイナマイト 游

板橋文夫は、その卓越した演奏技術と、ジャンルにとらわれない自由な音楽性で、日本のジャズシーンを牽引し続けています。

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