林下詩美

林下詩美 - プロレスラー

林下詩美（はやしした うたみ）は、1998年9月14日に生まれた日本の女子プロレスラーです。鹿児島県奄美市出身で、166cm、65kgの体格を持ち、柔道初段という背景を持っています。

幼少期からプロレスに魅了される

彼女は有名なテレビ番組「痛快!ビッグダディ」のビッグダディこと林下清志の三女として生を受けました。幼少期から家族の生活はテレビに追われていたため、その影響を受けながら育ちました。特に、中学3年生の時にWWEのTAJIRI凱旋試合を観たことで、プロレスへの目覚めがありました。学校で同級生たちが西野カナの楽曲を聴いている中、詩美は自らの好きなプロレスラーの入場曲を聴きながら登校するほどのプロレスファンとなりました。

プロレスラーとしての第一歩

高校卒業後は飲食業に従事しながら、妹たちの学費を支援しました。すべての学費を払い終えた後、ようやくスターダムのプロテストに挑戦し、見事に合格します。憧れの選手は紫雷イオで、それが入門先をスターダムに選ぶ大きな理由となりました。しかし、詩美がスターダムに入団する前に紫雷イオは退団してしまい、対戦の夢は叶わなくなります。それでも、彼女の努力は実を結び、スターダムでの活躍を始めます。

スターダム時代の苦闘と栄光

スターダムでのデビューは2018年8月12日で、ジャングル叫女との試合で完全引き分けという素晴らしい結果を残しました。この年、5★STAR GPに初出場し、準優勝という驚異的な成績を記録します。同年11月、GODDESSES OF STARDOMで初優勝を果たし、続けてゴッデス・オブ・スターダム王座をも手に入れました。2019年から2021年にかけてはタイトルを獲得し、女子プロレス界での地位を確立していきます。特に、2020年に行ったワールド・オブ・スターダム王座の防衛戦は話題となりました。

スランプからの復活

2023年にはなかなか波に乗れず、スランプに苦しむ時期が続きます。しかし、6月には大江戸隊との「敗者強制ユニット脱退ケージマッチ」で勝利を収め、メンバーの再結束を果たします。また、その後アメリカのプロレス団体にも挑戦し、経験を重ねます。

マリーゴールド時代への移行

2024年にはスターダムを退団し、新たに「マリーゴールド」という団体に加入することが決まりました。この選択が彼女のプロレス人生にどのように影響を与えるのか、今後の活躍が期待されています。

得意技とスタイル

林下は、様々なフィニッシュホールドを持つレスラーです。特に「コウモリ吊り落とし」や「アルゼンチン・バックブリーカー」など、視覚的にも印象的な技が特徴です。また、彼女の柔道の経験も技に活かされています。

今後の展望

2024年の春には新たな夢に向かって進んでいく決意を表明しました。紫雷イオとの対戦を果たし、新たな挑戦の場面を求めて進化し続ける林下詩美の成長に注目していきたいです。

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