林家棟

ラム・カートン：香港映画界を代表する実力派俳優

1967年9月21日生まれのラム・カートン（林家棟）は、香港を代表する実力派俳優の一人です。10歳の頃には九龍城砦で4年間生活を送るなど、独特の生い立ちを持ち、その経験が彼の演技に深みを与えていると言えるでしょう。

芸能界入りから着実なキャリアアップ

1988年、香港無綫電視藝員訓練班第15期生として芸能界入りを果たしました。同期には、著名なアクションスターであるドニー・イェンがいます。当初は家計を支えるため副業をしながら、小さな役をこなす日々を送っていました。しかし、1995年に出演した『娛樂插班生』でジャッキー・チュンを物まねしたことが話題となり、知名度が向上。転機となる出来事となりました。

2000年には香港無綫電視を退社し、アンディ・ラウが設立したFocus（亨泰環宇有限公司）と契約。その後も着実にキャリアを積み重ね、『エレクション』（2005年）、『イップ・マン 序章』（2008年）、『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』（2009年）など話題作に出演し、香港電影金像奨にもノミネートされました。

香港演藝人協會においては理事副会長を3期に渡り務め、業界への貢献もしています。

プロデューサーとしての才能も開花

2011年には、自身初となるプロデュース作品『燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘』が第30回香港電影金像奨で最優秀作品賞を受賞。俳優としての才能に加え、プロデューサーとしての才能も開花させました。

その後も、『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』（2012年）、『大樹は風を招く』（2017年）、『狼たちの処刑台』（2018年）など数々の作品に出演し、その演技力は高く評価されています。『大樹は風を招く』では、第36回香港電影金像奨で主演男優賞を受賞するなど、数々の賞に輝きました。

2013年には、アンディ・ラウの後押しを受けながらFocusを離れ、自家製藝人管理有限公司を設立。独立後も精力的に活動を続け、2020年には『手巻き煙草』で第57回台湾金馬賞主演男優賞にノミネート、2021年にはニューヨークアジア映画祭Asian Star Awardを受賞するなど、国際的な活躍もみせています。

最新作と日本初来日

2022年には、『黄昏をぶっ殺せ』『リンボ』が香港電影評論学会大奨、香港電影金像奨で複数の賞にノミネートされました。同年11月には、日本での映画祭「Making Waves - Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」に自身のプロデュース作品『黄昏をぶっ殺せ』『リンボ』の上映が決定し、公式初来日を果たしました。

プライベートでは何度も来日していたと語っており、日本の演歌、特に安全地帯の大ファンであることも知られています。

俳優としての今後の活躍に期待

ラム・カートンは、九龍城砦での生活経験、着実なキャリアアップ、そしてプロデューサーとしての才能と、多様な経験を持つ稀有な存在です。香港映画界を代表する俳優として、今後の活躍にも期待が高まります。

フィルモグラフィー

（このセクションには、具体的な映画タイトルとその役割をリスト化します。入力情報に具体的なタイトルが記載されていないため、ここでは省略します。）

製作

（このセクションには、ラム・カートンが製作に関わった作品をリスト化します。入力情報に具体的なタイトルが記載されていないため、ここでは省略します。）

脚注

（このセクションには、記事内で使用した情報の出典などを記載します。入力情報に具体的な出典が記載されていないため、ここでは省略します。）

外部リンク

ラム・カートン - allcinema
ラム・カートン - KINENOTE
* Ka Tung Lam - IMDb（英語）

もう一度検索