林家笑丸

林家笑丸（はやしや えみまる）

林家笑丸（はやしや えみまる、1974年2月15日 - ）は、大阪府交野市出身の落語家、漫談家です。本名は松崎 勝彦（まつざき かつひこ）。吉本興業に所属し、上方落語協会会員として活躍しています。

来歴と芸風

京都産業大学を卒業後、1998年4月に四代目林家染丸に入門し、「笑丸」を名乗るようになりました。上方落語界でも屈指の多芸な落語家として知られています。

笑いの多い「滑稽噺」や、踊りを取り入れた「音曲噺」に加え、数多くの芸事を盛り込んだ独自の「演芸落語」を得意としています。明るく陽気な人柄で、「落語130席」を持つほか、自ら創作した音曲噺「ウクレレ落語」、後ろを向いて紙を切る「後ろ紙切り」、後ろ向きでお面をつけて踊る「後ろ面」など、多彩な芸を披露しています。

さらに、寄席の踊りであるかっぽれにアクロバットを取り入れた「バク転かっぽれ」や「松づくし」、三味線漫談、ウクレレ漫談、大道芸、花柳流日本舞踊などもこなします。これらの芸を古典落語に取り入れ、独自の演芸落語を創り上げています。

全国各地で開催される講演会にも講師として招かれ、落語と演芸を組み合わせた講演は好評を博しています。

活動の軌跡

2002年、文化庁移動芸術祭に「寄席の踊り」で出演。
2005年、カナダ・バンクーバーで『落語とクラシックの夕べ』公演を開催。
2006年、若手落語家No.1決定戦「RR-1」で優勝。
2007年、テレビ朝日「その男、副署長〜京都河原町署事件ファイル〜」で紙切り指導を担当し、自身も紙切りが得意な犯人役として出演。天満天神繁昌亭にて独演会を開催。アメリカ・サンフランシスコにて『大阪 - サンフランシスコ姉妹都市提携50周年記念事業・英語落語公演』に出演。
2012年9月から2014年2月まで、あなたの街に住みますプロジェクトで2代目奈良県住みます芸人に就任。
2017年、NHK連続テレビ小説『わろてんか』にて「うしろ面の踊り」の指導を担当し、自身も落語家役として出演。

受賞歴

2006年：落語家No.1決定戦・初代チャンピオン
2007年：NHK新人演芸大賞・新人賞
2008年：なにわ芸術祭落語部門・新人奨励賞
2011年：繁昌亭ドリームジャンボコンテスト月間チャンピオン
2012年：繁昌亭ドリームジャンボコンテスト月間チャンピオン

その他、皆生温泉湯けむり大使や、イケメン落語家5人組メンバーにも選ばれています。

メディア出演

テレビ、ラジオ、CMなど、数多くのメディアに出演しています。主な出演番組は以下の通りです。

超世代統一広場 オジャング（毎日放送）
三枝の兵庫寄席（サンテレビ）
吉本落語家全員集合（毎日放送）
夢住ま（住宅情報番組）
音遊人(みゅーじん)（テレビ東京）
その男、副署長〜京都河原町署事件ファイル〜（テレビ朝日）
NHK上方落語の会（NHK総合）
* わろてんか（NHK連続テレビ小説）

ラジオ番組では、FM大阪「くらコレ」や、MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」などに出演。

飲酒運転撲滅キャンペーンや皆生温泉のCMにも出演しています。

多彩な才能で魅せる落語家

林家笑丸は、落語家としての実力はもちろんのこと、多岐にわたる芸の才能を活かし、多くの人々を楽しませています。今後の活躍にも期待が高まります。

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