枝並千花

枝並千花について

新潟県新潟市に生まれたヴァイオリニスト、枝並千花（えだなみ ちか）は、1983年に生まれ、幼少の頃から音楽の道を歩んできました。彼女は4歳からバイオリンを始め、子供時代から才能を発揮し続けました。特に中学3年時に参加した全日本学生音楽コンクールでは、見事に優勝を果たし、その後の音楽キャリアに大きな影響を与えました。

高校時代には上京し、桐朋女子高等学校音楽科に進学。ここでの学びを通して、彼女の技術はさらに磨かれました。2003年には、第24回ミケランジェロ・アバド国際ヴァイオリン・コンクールで栄光のグランプリを獲得。大学では桐朋学園大学に在籍し、卒業後は東京交響楽団に入団します。ここでの経験は、彼女の音楽家としての基盤を築く重要な期間となりました。

しかし、2008年末に東京交響楽団を退団し、ソロ活動をスタート。以後、様々なアーティストとのコンサートに参加し、コンサートマスターとしての役割を担う機会も増えました。たとえば、JAGMOのオーケストラコンサートではほとんどの公演でコンサートマスターを務め、特に『伝説の交響組曲』ではサントリーホールでのパフォーマンスが話題となりました。

2018年5月には、新たな音楽集団「オーケストラ・ポッシブル」を立ち上げしました。この団体では映画音楽やTVドラマ音楽、ゲーム音楽、洋楽、邦楽など、様々なジャンルの楽曲を独自のアレンジで演奏しています。その初のフルオーケストラコンサート「Born～音楽は心のくすり」は、6月22日に東京オペラシティ コンサートホールで開催され、大盛況を収めました。このコンサートでは「音楽は心のくすり」というテーマのもと、医療ドラマに使用された名曲が演奏されました。指揮者は佐々木新平が務め、感動的な演奏が繰り広げられました。

オーケストラ・ポッシブルは、新しい音楽の創造を目指す集団であり、元おニャン子クラブのメンバー生稲晃子がスペシャルサポーターとして応援しています。彼女の活動は常に幅広く、多彩です。ソロ演奏だけでなく、著名なアーティストとの共演も多数あり、イディナ・メンゼル、2CELLOS、イル・ディーヴォ、そしてX JAPANのアコースティック日本ツアーでのコンサートマスター役もこの中に含まれています。

また、枝並千花は自身のアルバム『夢のあとに～フランスのヴァイオリン・ソナタ集』を2009年にリリース。音楽の分野に多くの貢献をし続けており、未来の活動にもますます期待が寄せられています。

もう一度検索