柏木町停留場

柏木町停留場の紹介

柏木町停留場（かしわぎちょうていりゅうじょう）は、北海道函館市柏木町に位置し、函館市企業局交通部が運営する市電の停留場です。この停留場は、駅番号がDY07と付けられています。

歴史的背景

柏木町停留場は、1913年の6月29日に柏野停留場として開業しました。その後、名称が柏木町停留場に改められ、さらに副名称として「第二車庫前」が追加される時期がありましたが、1951年にはこの副名称が廃止されました。このように、柏木町停留場は長い歴史を持っており、地域の交通の重要な拠点となってきました。

構造

この停留場は2面2線の相対式ホームを備えています。かつて車庫が設置されていたため、また区間運転便の発着があったため、ホームは往線・復線共に長い特徴があります。実際、往線ホームは深堀町側において先端の一部が欠けているのですが、これは電車同士の接触を防ぐために作業された結果です。この欠けた部分は車庫の撤去後も残存し続けています。

加えて、往線ホームには時計が設置されており、その支柱に取り付けられた銘板によりますと、これは2002年7月に寄贈されたことが分かります。さらに、湯の川側にも以前は区間運転便が発着していた折り返し線がありましたが、2000年には廃止されています。

柏木車庫の歴史

1974年4月19日までは、柏木町停留場の南側に柏木車庫が存在していました。また、交通局の本庁舎も併設されていました。これらの施設が廃止された後も、乗降客の多さから1980年頃まで渡り線は残されており、2系統の区間運転便（柏木町 - 谷地頭）が運行されていました。

周辺施設

柏木町停留場の周辺には、多くの重要な施設があります。例えば、函館柏木郵便局や青森みちのく銀行の支店が近隣にあり、地域住民の生活を支えています。また、多数の教育機関、例えば市立函館高等学校や函館大学付属柏稜高等学校、さらに函館工業高等学校や函館医療保育専門学校なども徒歩圏内に存在しています。

金融機関だけでなく、サツドラ函館柏木店や桜ヶ丘通りなどの商業施設もあり、地域の賑わいに一役買っています。さらに、函館バスの「柏木町」停留所も近くに位置しているため、公共交通利便性も兼ね備えています。

その他の情報

トミーテックが展開するキャラクターコンテンツ「鉄道むすめ」のキャラクター、柏木ゆの（車掌）は、当停留場の名称に由来しています。このように、柏木町停留場の名は地域の文化や魅力とも深く結びついています。

隣接する停留場

柏木町停留場の隣には、深堀町停留場（DY06）と杉並町停留場（DY08）があり、湯の川線のルートに沿った重要な停留場として地域の交通網を支えています。

このように、柏木町停留場は歴史や周辺環境ともに、函館市において特別な役割を果たしている停留場です。

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