柏髙島屋ステーションモール

柏髙島屋ステーションモール

柏髙島屋ステーションモールは、千葉県柏市末広町に位置する、東武アーバンパークライン柏駅と一体になった駅ビル型複合商業施設です。運営は髙島屋グループの東神開発が行っています。1992年に、旧「柏ローズタウン」を改修・発展させる形で開業しました。

歴史

1970年、柏駅東口の再開発計画に対抗し、西口の地元有志が百貨店を中心とした再開発を計画、髙島屋を誘致しました。同年1月には京葉興業（柏髙島屋の前身）が設立され、用地確保に動きます。その後、東口再開発のキーテナントにそごうが決定、長崎屋、イトーヨーカ堂、丸井などの大型店も進出し、柏駅周辺は大型店過密地帯として注目されるようになりました。

1973年11月2日、柏西口共同ビルに髙島屋グループ12番目の店舗として柏髙島屋が開業。建物は地下3階、地上8階建てで、柏駅コンコースと3階のブリッジで接続されました。店内にはシンボルとしてチャイムや滝、子供の遊び場などが設けられ、開店当初から賑わいを見せました。

1979年11月21日には、柏髙島屋に隣接する形で専門店ビル「柏ローズタウン」が開業。若年層やファミリー層をターゲットとした店舗が集まりました。

1992年4月23日、「柏髙島屋ステーションモール」としてリニューアル。ヤングキャリア向けのS館（専門店街）、団塊ジュニア向けのTX館、ミセス向けのT館という構成で、新たなスタートを切りました。1999年秋から2000年春にかけては、JR柏駅南改札口の新設に伴う改装や、情報発信型フロアの構築など、大規模なリニューアルを実施し、テナントミックスを刷新しました。

2008年10月1日には、りそな銀行跡地に12階建ての新館が開業。これにより、営業面積は50,000㎡を超える大規模ショッピングセンターとなりました。

2023年には、開業50周年を記念して大規模なリニューアルを実施。S館専門店とS館髙島屋をS館に統合し、ユニクロやオーケーなどを誘致する一方で、百貨店機能は本館に集約。新館はコミュニティスペース「BeARIKA」として生まれ変わりました。

施設構成

柏髙島屋ステーションモールは、本館、S館、新館の3つの建物で構成されています。

本館: 1973年開業の柏髙島屋。百貨店として営業しており、屋上では夏季にビアガーデンが開催されます。そごう柏店や伊勢丹松戸店の閉店後、柏市および常磐線沿線地域で唯一の百貨店となりました。
S館: 東武鉄道柏駅の駅ビル。旧S館専門店と旧S館髙島屋で構成されています。1階にはバスターミナルがあります。旧S館専門店には、東急ハンズ（現・ハンズ）やレストラン、ファッション関連の店舗などが入っています。2018年には食品フロア「FOOD STREET」がオープンしました。2023年のリニューアルで、S館高島屋（百貨店業態としての営業）としての区画は3階と6階のみとなりました。
新館: りそな銀行跡地に建てられた建物。トレンド性の高いレディスファッションやメンズ・レディス複合店、レストランなどが入っています。上層階はコミュニティスペース「BeARIKA」となっています。

各館の営業時間

新館: 10時 - 21時 (9階-11階レストランは11時 - 23時)
S館専門店: 10時 - 21時 (7階レストランは11時 - 22時)
1階オーケー: 8時30分 - 21時30分
2階成城石井: 10時 - 22時
S館高島屋、本館（柏高島屋）: 10時30分 - 19時30分

柏髙島屋ステーションモールは、ファッション、食品、雑貨、レストランなど、多様なニーズに応えることができる商業施設です。駅直結という利便性も高く、地域住民にとって欠かせない存在となっています。

もう一度検索