柔道整復師法とは？意味をやさしく解説

柔道整復師法について

柔道整復師法（昭和45年4月14日法律第19号）は、柔道整復師という職業に関する日本の法律です。一般的には「柔整法」という略称で呼ばれています。この法律は、柔道整復師の業務内容や必要な資格などを詳細に規定しています。

柔道整復師に関する法的な枠組みは、1949年（昭和24年）に制定された「あん摩、はり、きゆう、柔道整復等営業法」に遡ります。その後、1970年（昭和45年）に柔道整復師法が単独の法律として制定され、柔道整復師は独自の法的根拠を持つことになりました。

公布：昭和45年4月14日（法律19号）
施行：昭和45年7月10日

柔道整復師法は、主に柔道整復師としての業務や義務について規定しています。以下に、主要な規定をまとめます。

柔道整復師の業務が適切に行われるように規制することを目的としています。

柔道整復を職業として行う者を柔道整復師と定義しています。

柔道整復師として不適格とみなされる事由を定めています。例えば、心身の障害がある者、麻薬中毒者、犯罪を犯した者などが該当します。

柔道整復師の国家試験に合格し、名簿に登録された者に対して、厚生労働大臣が免許を交付することを規定しています。

医師の免許を持たない者が柔道整復を行うことを禁止しています。

柔道整復師が外科手術や薬品投与などの医行為を行うことを禁じています。

脱臼や骨折の患部に対する施術は、原則として医師の同意が必要です。ただし、応急手当はこの限りではありません。

柔道整復師は、業務上知り得た患者の秘密を守る義務があります。

柔道整復は、医業類似行為として扱われます。医業類似行為については、関連する法律や判例などを参照する必要があります。