柚木駅 (静岡県富士市)

柚木駅の概要

柚木駅（ゆのきえき）は静岡県富士市柚木に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）身延線の駅で、駅番号はCC01です。この無人駅は富士市の北地区に位置し、1日あたり約450人の乗客が利用しています。一般的な普通列車のみが停車し、特急列車「ふじかわ」は通過するため、乗客は主に地域住民による利用が多いです。

駅の歴史

柚木駅は、1934年（昭和9年）に富士身延鉄道の本市場停留場としてスタートしました。その後、同鉄道により1941年に国有化され、1969年には現在の位置に移転し、柚木駅と改名されました。この移転に伴い、荷物の取り扱いが廃止され、1987年の国鉄分割民営化により、JR東海が運営を引き継ぎました。駅の移転前は、本市場駅として知られ、旧駅は富士市本市場にありました。移設後の新しい駅は高架に設置され、相対式ホーム2面2線を有しています。

駅の特徴

現在の柚木駅は、高架に設置された駅であり、南北に向かって線路がカーブしています。乗り場は西側が1番線、東側が2番線で、それぞれ下り列車と上り列車が発着します。駅舎はホーム側の高架下に位置し、階段を通じて乗降口にアクセスできます。無人駅であり、近隣の富士宮駅が管理を行っていますが、エレベーターは設置されていません。トイレは平成30年に撤去されています。

利用状況

2021年度の統計によれば、柚木駅の1日平均乗車人員は406人に上ります。過去の利用状況は、1993年度からのデータが残されており、一定の推移を示していますが、2001年度から2009年度の間は非公表のため、詳細な動向は不明です。駅の利用客は地域住民が多く、通勤や通学の足として利用されています。

駅周辺

駅周辺は富士市の市街地に位置し、便利な交通の拠点となっています。駅前には天白神社があり、歴史的な石碑が設置されているなど、文化的な側面も持っています。また、近隣には0.5km圏内に静岡県富士見中学校・高等学校や富士松岡郵便局、富士自動車学校などの教育機関や公共施設があります。さらに、バス路線も整備されており、「ひまわりバス」が運行され、富士駅へのアクセスが便利です。

バス路線

柚木駅までのアクセスを補完するため、いくつかのバス路線が運行されています。例えば、富士駅循環の青コースと赤コースがあり、利用者は駅から富士駅へのスムーズな移動が可能です。また、地域内では他の降車地点へもバス便が定期的に運行されているため、非常に便利です。

隣接駅

柚木駅の隣接駅には、東海旅客鉄道の身延線の富士駅（CC00）と竪堀駅（CC02）があります。これらの駅を活用することで、さらに広範囲な移動が可能になります。

まとめ

柚木駅は富士市における重要な交通拠点であり、地域の歴史とともに発展してきました。無人駅でありながら、周辺には公共施設や文化的なスポットが点在しており、地域住民にとってなくてはならない場所となっています。

もう一度検索