柳家我太楼
柳家 我太楼（やなぎや がたろう）
柳家我太楼は、埼玉県岩槻市にて誕生した落語家であり、落語協会に所属しています。彼の出囃子は「晒しくずし」で、長い落語の歴史の中で独自の地位を築いています。
経歴
我太楼のキャリアは1986年に始まりました。当初は、日本相撲協会の東関部屋で床山としての経験を積んでいましたが、1994年に三代目柳家権太楼に入門し、「柳家太助」と名乗ることになります。その後、1998年に二ツ目に昇進し、本格的に落語家としての道を歩き始めました。
2002年には、若手落語家たちで構成された「大江戸台風族」を結成。このユニットは新しい形の落語を追求し、2004年に「JUGEM」という名でCDデビューを果たしました。このCDにはアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のエンディングテーマが収録され、人気を博しました。
2007年には、長い年月の修練を経て真打に昇進し、「我太楼」と名乗ることになります。この改名により、彼の活動は新たなステージへと進化を遂げました。
その後、2010年には自身の落語を収めたCD「ちりとてちん」を名演集として制作し、リリース。さらに、2011年には地元での活動として「岩槻人形大使」に任命されるなど、地域に密着した活動も展開しています。2012年には「笑福絆寄席」プロジェクトを立ち上げ、ボランティア活動に取り組むなど、社会貢献にも力を入れています。
2015年には長野県須坂市の「須坂応援大使」にも選ばれ、地域振興活動に携わるなど、数多くの面で社会と関わる姿勢を見せています。また、2016年には自身で演芸問屋を設立し、より多くの落語家に活躍の場を提供する取り組みを始めました。
芸歴
主な出演
我太楼は1999年にはテレビドラマ『古畑任三郎』に出演し、落語以外のメディアでもその才能を発揮しています。
彼の落語に対する情熱と、地域貢献、若手落語家の育成への取り組みは、多くの人々に影響を与えています。これからの彼の活動にも是非注目していきたいと思います。
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