柳家獅堂

柳家 獅堂のプロフィールと経歴

柳家 獅堂（やなぎや しどう）は、1964年8月24日生まれの日本の落語家です。落語協会に所属しており、真打としても活躍しています。彼の紋は「唐獅子牡丹」で、出囃子には「フニクリ・フニクラ」が使用されています。彼の本名は田牧 康夫で、東京都新宿区上落合に生まれ育ちました。

来歴

獅堂の落語家としての道は1992年に始まりました。27歳のとき、5代目鈴々舎馬風に師事して入門します。入門前は年齢の関係から「番頭」と名乗る予定でしたが、5代目柳家小さんの判断により、最初の前座名は「鈴々舎 馬頭」となりました。

1995年には二ツ目に昇進し、改名して「柳家 風太郎」となります。その後、2006年に真打に昇進し、再び名を改め「柳家獅堂」として新たなスタートを切ります。

漫才スタイルと個性

獅堂は、落語界の浪漫派を自称し、独特なスタイルで注目されています。代表的な演目の一つに「ラック GO」という漫談があり、独自の視点から様々な話題を織り交ぜて語ります。彼は、フラミンゴなどが描かれた個性的な着物に白い眼鏡をかけた姿が特徴的で、視覚的にも観客を楽しませています。

現在、彼の活動は主にTwitterなどのSNSでの発言が目立ちます。特に、反ワクチンに関する意見など、賛否が分かれる内容を発信し続けています。このような発言が注目を集めている一方で、落語の舞台での目立った動きは少なくなっています。

特異なエピソード

獅堂のユニークなキャラクターは、様々なエピソードからも見て取れます。例えば、落語協会の総会では「協会はフリーメイソンに勧誘されているのか」という質問を投げかけ、参加者たちを驚かせました。また、彼の服装も時に誇張され、協会との関係が薄い奇抜な浴衣で現れたことが話題になったことがあります。これに関して、他の協会員からは「わけのわからない男」と称されることもあり、彼自身のキャラクター性が際立っています。

特に、浅草寺での記念撮影時、彼は他の協会員とは異なり、協会の旗の隣に立ち目立ちました。しかし、完成した集合写真を見ると、彼の浴衣が合成で協会のものに変えられていたというエピソードもあり、事務局長の苦肉の策が伺えます。

現在と今後

獅堂は今後の活動においても注目される存在ですが、彼のスタンスや演目が今後どのように変化していくのか、ファンや業界関係者の間で期待と不安が交錯しています。白眼鏡をかけた独特のスタイルで、今後も芸界での位置を確固たるものにしていくことが期待されています。

なお、彼の具体的な弟子については、元弟子に柳家かゑるがいますが、彼は2019年7月に6代目柳家小さんの門下に移籍しました。

獅堂の公式SNSやYouTubeチャンネルも公開されており、これらを通じて彼の活動を追いかけることができます。

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