柳家甚語楼 (3代目)

三代目柳家甚語楼について

三代目柳家甚語楼（やなぎや じんごろう）は、1968年10月15日生まれで、埼玉県上尾市出身の著名な落語家です。彼は落語協会に所属し、本名は小柏一です。出囃子としては『独楽』と『證誠寺の狸囃子』が用いられています。

学歴と入門経歴

甚語楼は1992年3月に早稲田大学法学部を卒業しました。その後、1993年5月に三代目柳家権太楼に入門し、前座名を「太一」としました。但し、体つきからは「太め」との呼称がつくことも考えられましたが、著名な大師匠である柳家小さんによってその名前は訂正されました。

彼は1997年5月に二ツ目に昇進し、その後名前を「さん光」に変更しました。その後、2006年3月には柳家獅堂、林家久蔵、柳家三三、六代目柳亭左龍と共に真打に昇進し、晴れて「三代目柳家甚語楼」の名前を襲名しました。

芸歴

甚語楼の芸歴は次のような流れを持っています：

• - 1993年5月：三代目柳家権太楼に入門（前座名「太一」）
• - 1997年5月：二ツ目昇進（改名「さん光」）
• - 2006年3月：真打昇進（「三代目柳家甚語楼」襲名）

人物について

柳家甚語楼は、落語協会に所属する若手落語家のユニット「大江戸台風族」の一員でもあります。このユニットは7人の若手落語家から構成されており、甚語楼はその中で「台風2号」として知られています。

演目

彼の演目には古典落語や廓噺、新作も含まれており、その中にはユニークな作品「猫と金魚」などがあります。また、彼は「大江戸台風族」としてCDもリリースしています。具体的には、2004年1月1日にリリースされた「Oh-Edo Typhoon（大江戸台風族）」や、同年7月7日の「両津勘吉（ラサール石井）and 大江戸台風族 - ジュゲム〜こち亀バージョン」があり、これらは徳間ジャパンコミュニケーションズから発表されています。

出演歴

また、彼はテレビドラマにも出演しており、特に1999年4月13日に放送された『古畑任三郎』の第3シーズン第1話では気楽家イラク役として登場しました。

まとめ

三代目柳家甚語楼は、駆け出しの頃から多くの後輩を引っ張る存在となり、彼の落語は多くのファンに親しまれています。彼のユニークな演目と独自のスタイルは、今後も多くの人々を惹きつけることでしょう。

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