柳裕也

柳 裕也のプロフィール

柳裕也（やなぎ ゆうや、1994年4月22日生まれ）は、宮崎県都城市にルーツを持つプロ[[野球選手]]であり、現在中日ドラゴンズに所属する右投右打の投手です。ユニフォームの背番号は17です。

経歴

プロ入り前

柳の野球キャリアは小学3年生から始まり、都城市の志比田スポーツ少年団で活動しました。特に小学6年時には主力選手として全国大会に出場。12歳の時に父を交通事故で失った過去がありますが、強い精神力で乗り越えました。中学時代は都城リトルシニアに在籍し、日本代表としてアメリカでの大会での優勝が輝かしい業績です。

その後、彼は横浜高校へ進学。様々な強豪校からオファーを受ける中、家族への思いから横浜を選択しました。高校では数々の大会で活躍し、特に春の選抜大会では準々決勝に進出するなどの成績を残しました。

大学時代

明治大学に進学し、すぐにリーグ戦で活躍を開始。2年秋から主力投手としての地位を確立し、最終学年ではキャプテンを務めました。大学時代の成績は特筆もので、リーグ通算で23勝を挙げ、奪三振も数多く記録しました。特に日米大学[[野球選手権大会]]でのMVP受賞は大きな成果です。

プロキャリア

2016年のプロ野球ドラフトで中日ドラゴンズに1位指名。その後、契約金1億円という高額な条件で入団しました。プロ1年目は故障に悩まされつつも初勝利を手にしました。

2018年には自身初の完投勝利を挙げ、その後も成績を重ねていきます。特に2019年はセ・パ交流戦での活躍が評価され、オールスターゲームにも選出されました。

2021年には、11勝6敗という成績で最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得。翌年も体調を整えながらシーズンを重ね、2023年は自己最高の防御率を記録しました。

投手としての特徴

柳投手は真上から振り下ろすオーバースローから直球やカットボール、カーブを駆使して試合を組み立てます。特にカーブはタテ回転のスピンで打者を翻弄し、大学時代からその変化球には定評があります。プロ入りしてからも球速は着実に向上しており、常時140km/h台で投げることができる力強い投手です。

人物像

柳選手の憧れの存在は松坂大輔選手であり、横浜高校時代から彼の影響を受けています。また、少年時代にはソフトバンクのキャンプを見学し、新垣渚投手に特に触発されていました。感情が込められた登板日には記念日が重なることもあり、家庭を大切にする姿勢がうかがえます。

さらに、柳選手は交通事故で父を亡くした経験から、交通遺児を試合に招待するプロジェクトを始めるなど、社会貢献にも積極的に取り組んでいます。

柳裕也選手は、その実力と人間性で多くのファンから愛されている存在であり、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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