Trust my feelings

柴咲コウ デビューシングル「Trust my feelings」：楽曲から記念日、そして未来へ

2002年7月24日、柴咲コウの歌手人生の幕開けを告げたデビューシングル「Trust my feelings」は、ユニバーサルミュージックからリリースされました。この曲は、当時柴咲コウがニッポン放送のラジオ番組「グローバーのウラナイ!」で担当していたコーナー「柴咲コウ 夢の印税生活」を通してリスナーから歌詞を募集するなど、ファン参加型の制作過程を経て誕生しました。

カップリング曲には、柴咲コウ自身による初作詞作品「no fear」が収録されています。これらの楽曲は、当初はオリジナルアルバムに収録されませんでしたが、「Trust my feelings」は2008年のベストアルバム『Single Best』に、「no fear」は同年の『The Back Best』にそれぞれ収録され、改めてその存在感を示しました。

「Trust my feelings」の作詞は原口睦と山本成美、作曲は久保田光太郎、編曲は家原正樹が担当。一方、「no fear」は柴咲コウ作詞、林浩司作曲、中村哲編曲という、個性豊かなクリエイター陣によって制作されました。「Trust my feelings」は、LF系の番組「LF+Rウラナイ! プロジェクト第一弾!」のテーマソングにも起用されるなど、多方面で注目を集めました。シングルには、両A面の楽曲に加え、それぞれインストゥルメンタルバージョンも収録されています。

2002年7月24日、このシングル発売日は、結果的に柴咲コウの歌手デビュー記念日となりました。デビュー10周年以前は記念日を特に意識していなかったと語っていた柴咲コウですが、10周年記念のライブイベントでは、数字自体にはこだわらないものの、ファンと喜びを分かち合う良い機会になったと述べています。

その後、自身でファンクラブ「KO CLASS」を運営するようになった2017年からは、積極的に周年記念イベントを実施するようになりました。特に、歌手デビュー15周年となる2017年7月24日には、中秋の名月前後に2夜限定の野外ライブ「月夜の宴」を開催。NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の撮影と並行する多忙なスケジュールの中での開催は、彼女の音楽活動への強い情熱を表しています。

さらに、芸能活動開始を1998年と数える柴咲コウは、2018年の芸能活動20周年を記念して、12ヶ月連続のプレスリリースを行うなど、精力的に活動を続けています。「Trust my feelings」は単なるデビューシングルとしてだけでなく、その後の彼女の音楽活動、そして芸能活動全体を象徴する、重要な作品と言えるでしょう。ミュージックビデオは高橋栄樹監督が手掛け、YouTubeなどで視聴可能です。公式ホームページやオリコンでも詳細な情報を確認できます。

「Trust my feelings」は、柴咲コウの音楽的才能と、ファンとの繋がりを象徴する、かけがえのない作品となりました。その楽曲、そしてそのリリース日を起点として、彼女は歌手として、そして女優として、多方面で活躍を続け、常に進化し続けています。デビューシングルから続く彼女の歩みは、これからも多くのファンを魅了し続けることでしょう。

もう一度検索